SPL 狼たちの処刑台
2018年 09月 07日
『SPL 狼たちの処刑台(殺破狼:貪狼)』(監督:ウィルソン・イップ/葉偉信)
香港の刑事リー(ルイス・クー/古天樂)の一人娘が、タイのパタヤで誘拐される。リーはパタヤ警察のチュイ刑事(ウー・ユエ/呉越)とともに娘の行方を必死に追うのだが、臓器密売組織が裏で糸を引いていた……
アクション監督はサモハンです。
何の予備知識もなく観に行ったので、あまりに非道な展開に衝撃。父一人、子一人の家族で、娘を想うあまりの行動が逆にこの結果を招いてしまったとも考えられなくもなく、いや〜この前観たばかりの『ショック ウェイブ』も容赦ない展開でしたけど、本作もまったく情け容赦なかったです。そんな〜酷いよ!うわーん!(泣)
ロー・ワイコン/盧惠光もラム・カートン/林家棟もこれでもかというくらい鬼畜っぷりを発揮しています。こわい。
さて、映画のポスターや予告だと、トニー・ジャーが第二の主役かな?という扱いですけど、映画が始まってすぐに「特別出演」というようなクレジットがあり、その通り、第二の主役はウー・ユエで、今回トニー・ジャーは補佐的な役回りでした。そこもけっこう驚いた点。日本の配給会社、そんなメインキャラみたいなアピールしなくていいんじゃないの?
アクションはてんこ盛でなかなかよいのですが、ナタが苦手な私としては全般的に痛かった。そして高いところから落っこちても香港映画なら人は死ななそうな気がしていたけど、それは大きな誤解であった。落ちたら、人は死ぬ。
また、タイの俳優で『オンリー・ゴッド』のカラオケ刑事ことヴィタヤ・パンスリンガムが、警察局長の役で登場するのもポイントです。本作では娘にカラオケを歌わせていて、あ……カラオケ!ってちょっと思いました。
by rivarisaia
| 2018-09-07 23:19
| 映画/アジア
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