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トレイシー(翠絲)

今年の東京国際映画祭で鑑賞した映画のざっくりした感想を忘れないうちにアップしておきます。まず1本目。

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トレイシー(翠絲)』監督:ジュン・リー/李駿碩

眼鏡屋さんを営む51歳のダイホン(フィリップ・キョン/姜皓文)。娘は結婚してすでに家を出ているが、30年近く寄り添った妻(カラ・ワイ/惠英紅)と息子と飼い犬と平穏に暮らしていた。そこへ、学生時代の親友チンが亡くなったという知らせが入る。チンの遺灰を持って香港にやってきたのは、イギリスで彼と結婚したという青年ボンドだった。

十代の頃の思い出がよみがえり、動揺する主人公。そこには深いわけがあった。ダイホンは心の奥底では自分のことを女性だと感じていて、学生時代はチンのことが好きだった。しかし彼は自分が本当は女性だということをずっと隠したまま、結婚し、家族をなして、ここまで生きてきたのだった。

ところが若くて真っ直ぐなボンドに出会ったことによって、ダイホンは自分を偽ったままでよいのかと葛藤することになる。

もう50歳だしね……このまま自分が我慢すればいいのでは、と考えるダイホンなんだけども、ボンドが「人生80年として、残り30年もあるんだよ!?」というようなことを言うのである。で、私もこの時、そうね、Never too Lateですよね、と深く頷いたりいたしました。

フィリップ・キョンのふとした仕草が美しく、外側は中年男性だけど内面は女性という主人公を繊細に演じていました。

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by rivarisaia | 2018-11-04 19:16 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)

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