A Good Girl’s Guide to Murder
2020年 12月 07日

少なくとも読んだ洋書や観た映画の感想はなるべくブログに書こうとしてたんですが、まったく追いつかないことが判明したので、もうあきらめた! 気ままにやっていこうと思います。
ということで、本日はなかなかよくできたYAミステリ。これはおすすめ。
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5年前、女子高校生Andie Bellが行方不明になった。ボーイフレンドのSal SinghがAndie殺害を自白して自殺。しかしAndieの死体は発見されていないままだ。
主人公のPippaは優秀な女子高生。大学に進学することは決まっていて、高校の特別プロジェクトとしてその事件をテーマにすることにした。Pippa自身は、Salは無実ではないかと考えていて、当時の関係者たちにインタビューを始める。
Pippaが話を聞きにいった人の中に、Salの弟Raviがいた。兄の自殺後、Raviの家は町の人々から犯罪者の一家として差別されていたこともあり、当初は協力を拒むRaviだったが、兄の無実を証明しようとしているPippaにやがて協力することになるのだった。
調査をするうちに人気者だったAndieの知られざる面が次第に明らかになり、そしてPippaには事件から手を引けという警告が……
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ちょっと気になるところもあるものの(それから、それはあまりに酷い……酷すぎる……という展開もありますが)、YAだから許せるところもあるし、またYAらしさが活かされてもいる。邦訳が出るなら本当はYAとして出版されるといいなあ。
主人公のPippaは、最初のうちはあくまでもプロジェクトのために事件を調べているんだけれど、そのうちにプロジェクトのためというより真相を知るために、本気でSalの無実の罪をはらすために調査にのめりこんでいきます。
Pippaの話と、合間に事件のログやインタビューの書き起こしなどが挟まれる構成になっていて、そんなに点数はないけど日記やメモの画像もあるのでKindleだと見にくいかもしれません。
あと、もともとこれはイギリスの小説だけど、UK版とUS版でディテールにかなりの違いがあるので要注意。アメリカ版は舞台がコネチカットになってる上に、年代も違う(イギリス版が2017年となってるのがUS版だと2019年に)。US版のサンプルだけ読んで比較したけれど、文章が細々とカットされていてシンプルな感じになっていたし、どうやら他の設定にも変更があるみたい。US版のKindleはオリジナルUK版と同じみたいで、紙の本だけが別バージョンなのかな?
いずれにしても、読むならばオリジナルUK版にしてください。
先の展開が気になるものの、ページターナーで一気に読んでいくというより、じっくり読むのが楽しいというタイプの本なので読み終わるのが惜しかった。2冊目も出ているので、そちらを読むのが今から楽しみです。たぶん冬休みに読むことになりそう。
by rivarisaia
| 2020-12-07 23:26
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