人気ブログランキング | 話題のタグを見る

The Curator(Washington Poe #3)

The Curator(Washington Poe #3)_b0087556_23175590.jpg
The Curator(Washington Poe #3)
M.W. Craven著、Constable

引き続きワシントン・ポー・シリーズ、3作目。そもそもこのシリーズを読むことにしたのは、Kindleがやたらと本作をすすめてきたのがきっかけでした。いつもピンとこない本をすすめてくるKindleのAIだが、ここ最近ミステリばかり読んでたために精度が上がったのだろうか。お手柄。

クリスマスシーズンの真っ最中に、カンブリアで奇妙な事件が発生。3人のものと思われる切断された指が別々の場所で発見され、そこには「#BSC6」というメッセージが残されていた。

誰がなんの目的でこのようなことをしているのか。ポーとティリーは捜査を開始するが、事態は思いもよらぬ方向に…

2作目で妊活中だと言ってたフリン警部補は、大きなお腹を抱えながら仕事中です。ただでさえ大変なのに、今回は心底大変な目にあうので心配。そしてティリーは相変わらず突拍子もない発言も多いけど、1作目にくらべたらだいぶ他人とうまくやりとりできるようになってきました。ポーとティリーは絶妙な友情関係を築いており、ポーもティリーからよい影響を受けていると思う。

さて今回はまず被害者が誰なのかを探すところから始まります。最初は指だけで死体がないからです。そして判明した3人の被害者は、まったく接点がなさそうなんですけど、共通点はいったい何か。そもそも同一犯のしわざなのか。そしてなぜ殺されたのか。現場に残された謎のメッセージの意味は?とわからないことだらけなのを少しずつ紐解いていくと、いつものようにだんだんと意外な事実が判明します。

今回、2作目で大活躍だった頼りになる法医病理学者エステル・ドイルが登場します。彼女は印象的なキャラクターで、けっこう好き。

さらに今回はFBIの捜査官も出てくる。話が壮大になりそうで大丈夫?と心配になったけど、事件はわりとこじんまりおさまりました(変にでかい話にならずによかった)。ただポーは自分を捨てて亡くなった母親がアメリカとつながりがあるという過去を抱えているので、将来的にFBIの捜査官が再登場するかもしれませんね。

3作目はダークな後味を残し、4作目が気になるところ。4作目はつい先日出たばかりで近々読むつもりですが、その前に短編集が1冊あります。

トラックバックURL : https://springroll.exblog.jp/tb/30552438
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by Sparky at 2021-06-11 19:37 x
ここ3日の記事を拝読して、Washington Poe シリーズに興味津々です。渡辺さんの『洋書ファンクラブ』で最近紹介された Michael Robotham の心理スリラーシリーズも気になっています。私はお二人のようにサクサクとは読めませんが、そのうちぜひ読みたいです(まずは図書館から借りてこなければ・・・笑)。

私が最近読んだスリラーは、Sam Lloyd の『The Memory Wood』。Rene Denfeld の『The Child Finder』をちょっと思い出させるようなところがあり、アクションやどんでん返しもあるのですが、誘拐されたチェスの名手の少女のキャラクターが今一歩活かされていない感じがしたのが残念でした。
Commented by rivarisaia at 2021-06-11 20:29
Washington Poe、登場人物がみんな魅力的で、読んでいて楽しいのでおすすめです〜。あとカンブリア州に行ってみたくなりました。Michael Robothamは私まだ読んでなくて積んでいる状態なので、そのうちこれも読むつもり。

『The Memory Wood』、検索してみたら面白そうですね。これも読むリストに追加します! そしてどんどんリストが溜まっていくのであった。。。

Commented by Sparky at 2021-08-22 18:27 x
読みました!(前にコメントしてから2か月以上経っているんですね。)

後味の悪い、暗い話でした。フリンの今後が気になります。Curator は不気味な存在でしたが、捕まって(?)からはけっこうおとなしかったですね(笑)。

このシリーズは、女性の登場人物が有能で大活躍するのが嬉しいです。次の短編集は電子書籍のみということで、(図書館から紙の本を借りてきて読むだけの私には)残念ながら読めそうにありません。新刊の4作目も、今のところ図書館では順番待ちになっているようなので、読めるのは少し先になりそうです。楽しみに待つことにします。

M.W. Craven は、ポー(&ティリー)シリーズの他に「Detective Inspector Avison Fluke」シリーズも書いているようですが、春巻さんはお読みになり ます/ ました か。
Commented by rivarisaia at 2021-08-22 21:22
え! 2か月以上経ってるのにびっくり。ついこの間のような気がするのに、月日が経つの早いですね。

この本はフリンがあまりにひどい目にあうところが気に入らないのですが、短編集でちらっと登場した感じでは元気そう(?)でした。短編はポーとティリーがメインなので、本当のところはどうなのかわからないのですが。

Avison Flukeのシリーズ、気になりつつもまだ読んでないんですよー。評判悪くなさそうなので読んでみようかな。
by rivarisaia | 2021-06-10 23:27 | 書籍 | Trackback | Comments(4)

見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや