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by 春巻まやや
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Cut Short(Washington Poe #3.5)


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Cut Short(Washington Poe #3.5)
M.W. Craven著、Constable


ワシントン・ポー・シリーズ番外編。4作目が出るまでの間、これでも読んで待っててねという短篇集ですね。以下の3作品収録。

The Killing Field:
休日、ティリーのたっての願いで観光(!)に出かける予定だったポーのもとに刑事巡査が連絡をしてくる。過去に家畜が埋められた穴から死体が発見されたのだ。

In Why Don’t Sheep Shrink?:
咳をしているポーは新型コロナの感染が疑われ、濃厚接触者となるティリーとともに自宅で自粛生活を送るはめに。ふたりで時間をつぶしていたら、過去にポー解決できなかった事件ファイルが見つかり、なんとティリーが真犯人を見つける。

Dead Man’s Fingers:
2001年の口蹄疫の大流行と、現在の新型コロナの大流行が並行して語られる話。自宅での自粛期間が終了したので、ティリーとともに散策に出かけたポー。2001年に行方をくらました2人の若者のことを思い出し、その事件の謎を解くことに。

3篇とも過去の事件を解決するお話。特に3作目が切ない展開でしたが、3作品ともポーとティリーのやりとりに笑えるところもあって、息抜きにちょうどいい感じの短篇集です。いつまでもふたりの友情が続きますように!

あと最初と最後の話でキーポイントとなるのが2001年にイギリスで大流行した口蹄疫でした。あのアウトブレイクがどれだけ大変で大打撃だったのかが切実に伝わってきてつらい。わたしもリアルタイムでニュースを見てはいたけど、想像以上に大変だったんだな。細心の注意を払っていたのに家畜が感染してしまって大量に殺処分しなくてはならなくなったときの農家の人たちの絶望感は計り知れないものがあります。口蹄疫を経験した人たちは、新型コロナでの自粛生活で当時のことを思い出す人たちも多いんだろうな。


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Commented by 古島 at 2021-06-28 07:28 x
  poeというのは小鳥の一種らしいですね。歳をとるとこういう細部に注目するようになります。
  英語の名字は簡素なものが多いように感じます。日本の名字に比べるとはるかに簡素。それに、英語の世界だと下の名と上の名がごちゃまぜのような。
Commented by rivarisaia at 2021-07-03 20:23
へええ!小鳥の一種なのは知らなかったです。イタリアあたりだとファーストネームには聖人の名前をつけることが多いので、ファーストネームのバリエーションがそんなにないようなイメージがあったりしました。最近はまた違うんでしょうけど。

私は洗礼名を持ってるのですが、イタリア人の友人にイタリア名があるんだね!と言われたのもちょっと面白いなと思いました。
Commented by 古島 at 2021-07-06 23:58 x
  くずしろというひとの長篇漫画作品で、主要登場人物全員が動物系の名字を持っているのがありました。で、動物的な特徴を背負っている(相馬姓だと足が速い。杜松姓だと小柄)。もちろん現実にはそんなのありえませんが。
  ポルトガルだと中間名のみ男性的という女性が多いそうです。ファーストネームが女性的ならミドルネームは男物でかまわない。くーねるまるたのヒロインもそれなのでしょう。これは日本では考えられぬことですが。主殿おそらくキリスト教徒なのですね。ぼくは向こうの世界をまるで知りませんが、洗礼名はきっと教会内でのみ使われるのでしょう。
Commented by rivarisaia at 2021-07-13 17:03
知らなかったですが、中間名のみ男性名にできるのは面白いですね! あ、でもよく考えるとたまにイタリアの歴史上の男性でマリーアをミドルネームにしている人もいるので似たような発想なのかもしれないですね。こんど調べてみます。

わたしはカトリックなので洗礼名があるのですが、イタリアでは自分の誕生日とは別に洗礼名の聖人の誕生日も祝うという話を友人から聞いたので無理やりそれを採用しています(笑)
by rivarisaia | 2021-06-11 20:39 | 書籍 | Trackback | Comments(4)