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見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
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2023年これを読まずして年は越せないで賞 決定しました!

昨日、今年のこれを読まずして年は越せないで賞最終審査会をZOOMで行いました。参加してくださったみなさん、ありがとうございました! 詳細はいつも通り渡辺由佳里さんの「洋書ファンクラブ」をチェックしてもらうとして、ショートリストリスト一覧と受賞作(*をつけています)のリストです(メンションの作品は割愛)。

児童書部門
ショートリストも受賞作もなし。すべてメンションのみ。今年はこれという作品がありませんでした。

YA部門
*『Himawari House』Harmony Becker
『All My Rage』Sabaa Tahir
『Five Survive』Holly Jackson

フィクション(大衆小説、ジャンル)部門

SF、ファンタジー、ホラー
*『The Book That Wouldn’t Burn』Mark Lawrence
『Ink, Blood, Sister, Scribe』Emma Torzs

ミステリー・スリラー
*『Bright Young Women』Jessica Knoll

大衆小説、女性小説、ロマンス
*『The Wishing Game』Meg Shaffer
『The Mostly True Story of Tanner and Louise』Colleen Oakley

フィクション(文芸小説)部門
『Land of Milk and Honey』C Pan Zhang

ノンフィクション部門
『Exit Interview』Kristi Coulter
『How to Say Babylon』Safiya Sinclai
『Outlive』Peter Attia

そして今年の大賞は文句なしの全員一致で『Yellowface』になりました! 現実世界でもつい最近『Yellowface』に出てきたエピソードのような出来事が起きたりしていて、近頃の文学界やSNSに対する強烈な風刺でもある小説です。各部門の受賞作はもちろん、ショートリストも(ここには書いてないけどメンションも)冬休みや新年の読書の参考にぜひどうぞ!


Commented by Sparky at 2023-12-30 21:05 x
先程 YouTube で審査の様子を拝聴しました。それぞれの部門の受賞作品を「読みたい本リスト」に加えました。

その前の予備審査の動画だったか、渡辺さんがブッカー賞候補作品について「アメリカでの出版が遅くて、読むタイミングが悪いものがある」みたいなことをおっしゃっていたと思うのですが、私は逆に「これ読ま」の受賞作品を読みたいと思っても、イギリスで出版されていなかったり、図書館に入っていなかったりする本がけっこうあって、残念な思いをすることがあります。

『Yellowface』は大人気のようで、借りることができる日は遠そうですが、辛抱強く待ちます(笑)。

それでは、よいお年を!
Commented by rivarisaia at 2023-12-31 10:56
毎年、ありがとうございます!

そうなんですよ、日本ではイギリスの本もアメリカの本もすぐに手に入るようなのですが、アメリカではイギリスの本が出版されていなかったり、入手できなかったりすると由佳里さんが言っていました。なので、当然その逆もありますよね。

『Yellowface』は面白いので、いつか読める日を楽しみにしてください!

では、よいお年を!
by rivarisaia | 2023-12-27 23:17 | 書籍 | Trackback | Comments(2)