窓際のスパイ(Slough House)シリーズ8巻:『Bad Actors』
2024年 09月 20日
長編8巻目『Bad Actors』Mick Herron著、Soho Crime
最初に断っておきたい。7巻の最後の件がどうなったのかについては、8巻ではさっぱりわからないまま話が進み、最後の最後にチラッと匂わせるのみです(えーーー?)。
Covid-19のロックダウンを経て間もないロンドン。
政府のシンクタンクのメンバーの一人が失踪。MI5の関与が疑われる。首相の主要顧問アンソニー・スパロウはMI5を支配下に置こうと画策し、ダイアナ・タヴァナーは窮地に立たされる。そうした中、ロシア諜報機関トップが突然ロンドンを訪問する。
一方、スラウハウスではシャーリーがついにリハビリセンター送りに。そして若手の新人アシュリー・カーンが新たなメンバーに加わった。
前作のクリフハンガーも気になるものの、今回はダイアナ・タヴァナーがかなりピンチになり、なんとスラウハウスに(というかラムに)助けを求めるような異例の緊急事態になってハラハラするし、シャーリーは施設にいて大変なことになるし、もはやそれどころじゃない。今回はタヴァナーとシャーリーがメインの話と言ってもいいかも。
それにしてもタヴァナーは野心家だけど踏み越えてはいけないラインをわかっているのに対し、ジャッドをはじめ他の野心家の面々は善悪の区別がきっちりついてなくてダメダメですね。特にアンソニー・スパロウが最悪すぎて、ジャッドがマシに思えてきました……。そして過去作からの復活キャラクターで重要な役割を果たすのが、ダイアナへの復讐心に燃えるクロード・ウィーランです。彼は意外といい人なのかもしれないな。
そして短編でメインキャラクターだったジョン・バチェラーも登場、スラウハウスのメンバーがCovidに感染した際、家に泊まり込んで看病してあげたらしい(まあ、彼はホームレスになりかけな状況だからね……)。
ラムとタヴァナーの会話がかなり楽しくて、お互い相手のことは嫌いだけどそれなりに守ってやろうというような、仲いいんだか悪いんだかよくわかんない関係はいいですね。この絶妙な均衡がいつまでも崩れずに続きますように。タヴァナーが善悪のラインを踏み越えない限りは大丈夫だと思う。ラムが踏み越えることはないからね。
これまでの感想↓
こんばんは!
7巻の最後があまりにショックでしばらく続きが読めなかったんですが、ようやく最近読み終えました。終わりの方のクロード・ヴィーランの活躍に爆笑しました。まさかの大立ち回り(笑)。シャーリーも何とか立ち直ってほしいです。前巻の顛末に関しては思わせぶりな描写が多くて、嘘、まさか……と思ってたのですが、最後に本当にホッとしました。
英語が難しくて理解できてないところも多く、春巻さんの解説とっても楽しいです!
7巻の最後があまりにショックでしばらく続きが読めなかったんですが、ようやく最近読み終えました。終わりの方のクロード・ヴィーランの活躍に爆笑しました。まさかの大立ち回り(笑)。シャーリーも何とか立ち直ってほしいです。前巻の顛末に関しては思わせぶりな描写が多くて、嘘、まさか……と思ってたのですが、最後に本当にホッとしました。
英語が難しくて理解できてないところも多く、春巻さんの解説とっても楽しいです!
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>Chiakiさん
お久しぶりです!7巻はあまりの衝撃で続きが気になってすぐに8巻を読んだのに、どうなったのか全然教えてくれないからミック・ヘロンすごく意地悪!と思いました(笑)。さすがに読者が可哀想になったのか番外編の短編「Standing by the Wall」でフォローしてくれているので、短編おすすめです!
このシリーズ、はっきり言わずに察してもらうような言い回しも多くて、私もよくわからない部分も多かったりします……。で、勢いで読んで、後からああ、そういうことかと気付いたり。
長編の続きは今年の9月に出るみたいなので、楽しみ〜。
お久しぶりです!7巻はあまりの衝撃で続きが気になってすぐに8巻を読んだのに、どうなったのか全然教えてくれないからミック・ヘロンすごく意地悪!と思いました(笑)。さすがに読者が可哀想になったのか番外編の短編「Standing by the Wall」でフォローしてくれているので、短編おすすめです!
このシリーズ、はっきり言わずに察してもらうような言い回しも多くて、私もよくわからない部分も多かったりします……。で、勢いで読んで、後からああ、そういうことかと気付いたり。
長編の続きは今年の9月に出るみたいなので、楽しみ〜。
ミック・ヘロン、いけずですよね~~。
Standing by the Wall、読みました!産休中に会社に顔出しにいく人みたいでしたね。しかしあの写真の意味が全然わからなくて、春巻さんの記事読んでThe Secret Hours 読むべきか悩み中です(難しそう)。
長編続き出るんですね!楽しみ~
Standing by the Wall、読みました!産休中に会社に顔出しにいく人みたいでしたね。しかしあの写真の意味が全然わからなくて、春巻さんの記事読んでThe Secret Hours 読むべきか悩み中です(難しそう)。
長編続き出るんですね!楽しみ~
「産休中に会社に顔出しに行く人」ほんと、それです、まさにそれ(笑)
ミック・ヘロンってあまりにもいけずなので、京都でもうまくやっていけると思うわ……。
『The Secret Hours』は、そんなに難しくなかったような気がします(特に過去パートにぐいぐい引き込まれて、なんか勢いで読めちゃう)。そして若かりし日のあの人やこの人のベルリン時代の出来事がわかるので、シリーズを読んできた人は間違いなく楽しめるから、読んだ方がいいと思います! 次の長編までにまだ時間ありますし!
ミック・ヘロンってあまりにもいけずなので、京都でもうまくやっていけると思うわ……。
『The Secret Hours』は、そんなに難しくなかったような気がします(特に過去パートにぐいぐい引き込まれて、なんか勢いで読めちゃう)。そして若かりし日のあの人やこの人のベルリン時代の出来事がわかるので、シリーズを読んできた人は間違いなく楽しめるから、読んだ方がいいと思います! 次の長編までにまだ時間ありますし!
わーい! 楽しんでください!
私も長編出る前に再読しようかな。
私も長編出る前に再読しようかな。
by rivarisaia
| 2024-09-20 23:21
| 書籍
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Comments(6)


