人気ブログランキング | 話題のタグを見る

見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

2025年これを読まずして年は越せないで賞 受賞作品一覧!

年末年始、慌ただしくっていまさらのお知らせですが、2025年度の「これを読まずして年は越せないで賞」ショートリストと受賞作一覧を記しておきます。審査会ZOOMでも話したのですが、今回は児童書とYAの部門がありません。リストを作るほどの候補作がなかった……というのが主な理由ですが、今年はよさげな本に出会えるといいなー。そしてまた(!)今回もいつにもまして大半の候補作の感想を書く余裕がございませんでした。ああ、今年こそは……(以下略)

以下、ショートリスト一覧と受賞作(*をつけています)です。

フィクション(ジャンル小説)部門

SF/ファンタジー/ホラー
*『The Raven Scholar』Antonia Hodgson
『Katabasis』R. F. Kuang

大衆小説/ミステリ

*『Atmosphere』Taylor Jenkins Reid
『Broken Country』Claire Leslie Hall
『What kind of Paradise』Janelle Brown
『Marble Hall Murders』Anthony Horowitz
『My Friends』Fredrik Backman
『Hartwood』Amity Gaige
『Fever Beach』Carl Hiaasen

文芸
*『The True True Story of Raja the Gullible (and His Mother)』Rabih Alameddine
『Seascraper』Benjamin Wood
『Palaver』Bryan Washington

ノンフィクション
*『Everything is Tuberculosis』John Green
『Things Become Other Things』Craig Mod

そして今年の大賞はRabih AlameddineのThe True True Story of Raja the Gullible (and His Mother)』に決定! ベイルートに暮らす60代のゲイの哲学教師Rajaと彼の母親で口が悪くておせっかいな80代のZalfaの関係性が、レバノン内戦や金融崩壊、COVID、2020年のベイルート港爆発事故といった現実の出来事を背景にユーモアたっぷりに描かれる物語。レバノンのことをあまりよく知らなかったんだけど、この小説で俄然興味が出てきました。ちなみに、わたしのおすすめキャラクターは発電機マフィアのおばちゃんです。

余談として、今回はブッカー賞に対する文句もたらたらでしたが、ブッカー賞、我々との相性の良い年と悪い年の落差が激しく、今回も前回に続きがっかりな年だったので(今回の受賞作、私はどうも耐えきれなくてDNF)、今年こそ相性が良い年になりますように。

Commented by Sparky at 2026-01-10 18:57
「これ読ま」最終審査の動画を拝見しながら、読みたくなった本を何冊かリストに入れました。大賞作の『The True True Story...』がとても面白そうですが、現時点で図書館に入っていなくて、ガーン!(笑)それでも、待っていたら入ることも多いので、辛抱強く待ちます。

2024年の「SF、ファンタジー、ホラー」の受賞作『The Tainted Cup』と、今年候補に入っていたシリーズ2作目の『A Drop of Corruption』にも興味津々なのですが、2冊とも図書館には入っていなくて残念です。同作家の別の作品は図書館にあるので、いつか入って来ると期待して、これも辛抱強く待ちます。

そして、今(遅まきながら)2024年「ノンフィクション部門」の受賞作『The Anxious Generation』を読んでいるところです。オーストラリアは規制に踏み切りましたね。イギリスでも議論はありながら、アメリカからの圧力に逆らえないようで、モヤモヤしています。

それでは、今年もどうぞよろしくお願いします!
Commented by rivarisaia at 2026-01-12 00:52
動画を見てくださってありがとうございます!『The True True Story〜』は母と息子の愛ある毒舌のやりとりとか面白いので楽しみに待っていてください〜(賞も取っているし、そのうちきっと入るはず)。『The Tainted Cup』のシリーズも強力にお勧めしたい本なので、これも入るといいですね(こちらはぜひ順番に読んでくださいませ)。

『The Anxious Generation』を読むと、自分の子供の頃にスマホやSNSがなくてよかったと思ってしまうのですが、今年の候補作の『Careless People』でも、Metaがティーンエイジャーの感情に基づいて広告のターゲティングをしていたということが書かれていて、子供の精神面への負の影響が大きいのは明らかだと思います。そういうこともあってFacebookの幹部は自分の子供にはSNSの使用を制限したりしているというのも釈然としません。本来ならSNSを運営する企業側が対策を取ることができれば規制の必要はなかったのかもしれないですけど、難しいですね。
by rivarisaia | 2026-01-09 20:59 | 書籍 | Trackback | Comments(2)