シリアナ:世界は石油で回ってる
2006年 04月 29日
何だか社会派映画鑑賞会のようになってしまった3月。
シリアナの「世界で最も恐ろしいタブー」というキャッチコピーに惹かれて見に行ったものの、石油の利権争いってドロドロしているのは分かっていたので、どこが「最も恐ろしいタブー」なのか今ひとつ分からなかった...。私には分からない意図されたタブーがあったのかもしれない。気づかなかったよ。いかんせん複雑なストーリーがころころと場所を変えて展開していくので疲れました...。個人的には、もうちょっと何かに焦点を絞ったほうが映画として面白かったのではないか、と思うのですが、あえて現実感を出すための構成なのかもしれません。
交錯するエピソードの中で印象深かったのは、テロリストへと変貌していく少年と、アメリカの石油企業と手を切ろうとしたことでテロリストとされてしまったナシール王子。「なんで石油の取引所が中東にないんだ」というナシール王子のセリフはもっともで、そりゃそうだ、と納得。巨大な石油企業に翻弄されていく少年の運命にも哀しいものがありました。
石油利権という大きな構造の中に飲み込まれていく人々。疲れることは確かですが、いろいろと考えさせられる映画ではあります。
シリアナの「世界で最も恐ろしいタブー」というキャッチコピーに惹かれて見に行ったものの、石油の利権争いってドロドロしているのは分かっていたので、どこが「最も恐ろしいタブー」なのか今ひとつ分からなかった...。私には分からない意図されたタブーがあったのかもしれない。気づかなかったよ。いかんせん複雑なストーリーがころころと場所を変えて展開していくので疲れました...。個人的には、もうちょっと何かに焦点を絞ったほうが映画として面白かったのではないか、と思うのですが、あえて現実感を出すための構成なのかもしれません。
交錯するエピソードの中で印象深かったのは、テロリストへと変貌していく少年と、アメリカの石油企業と手を切ろうとしたことでテロリストとされてしまったナシール王子。「なんで石油の取引所が中東にないんだ」というナシール王子のセリフはもっともで、そりゃそうだ、と納得。巨大な石油企業に翻弄されていく少年の運命にも哀しいものがありました。
石油利権という大きな構造の中に飲み込まれていく人々。疲れることは確かですが、いろいろと考えさせられる映画ではあります。
by rivarisaia
| 2006-04-29 15:33
| 映画/洋画
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