パイの物語:壮絶なサバイバルストーリー

ずーーっと積ん読状態になっていたペーパーバック『Life of Pi(Yann Martel著、Mariner Books刊行、邦訳『パイの物語』)』を一気に読了。

インドから家族でカナダに移住することになった動物園経営者の息子パイ・パテル。しかし乗っていた貨物船が沈没。1艘しかない救命ボートに乗り助かったのは、パイとシマウマ、オランウータン、ハイエナ、そして凶暴なベンガルトラだった。2002年度ブッカー賞受賞作。著者はヤン・マーテル。


子ども向けの本だろう、とタカをくくってました。このあらすじ読んだら、そう思うよ。
本書は三部構成ですが、一部がまったりして退屈だったので、ますますタカをくくってました。しかし、途中からの1人+4頭の漂流物語が緊迫+壮絶+凄惨。

動物たちと少年の冒険漂流モノだと思っていたのに、まさに血みどろなサバイバルストーリーが展開。しかし、最後はああ、友情ものに戻るのかなーと再びタカをくくってたら、なんか拍子抜け。そして三部。ベンガルトラとの漂流は作り話じゃないのか、事実を教えてほしい、と言う船舶会社にパイが話した「トラ抜きの漂流話」に衝撃。

漂流部分をもう一度読み返しました。

これ、映画化される予定なんですね。imdbによると今年の夏から撮影開始らしい。監督はジャン=ピエール・ジュネ。うわっ、すごく合っているような...。

最後の「トラ抜きストーリー」も映像になるのでしょうか。

いずれにしても「楽しい漂流」じゃなく、「まさにサバイバル」な話。
「十五少年漂流記」のつもりで「蠅の王」を読んじゃったという感じか。
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by rivarisaia | 2006-05-10 23:37 | | Trackback | Comments(0)

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