写真で覚える日本刀の基礎知識

プライスコレクションを見た日、東京国立博物館のミュージアム・ショップにて家人が購入した本が興味深かったのでご紹介しましょう。
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全日本刀匠会から出版されている『写真で覚える日本刀の基礎知識』です。ページ数や装丁(A4、48ページ、平綴じ)からするとちょいとお値段が張るような気がしますが、ところがどっこい。たいそう読み応えがあり、なかなか良い本なので、納得の定価1500円です。おまけに英文併記。

家に日本刀もなければ購入の予定もないのに、なぜこの本を買ったのか家人に聞いてみたら「カッコイイひもの結び方が出ているから」だそうです。たしかに「太刀緒結び」とか「浪人結び」とか、日本の伝統美ともいえる「結び」が写真入りで丁寧に説明されてます。これは何かの機会に応用できそう!

しかし本書がずば抜けているのは、日本刀を所持する方法から始まって、手入れの仕方、各種ひもの結び方、製作工程、各部の名称など、あらゆる情報を48ページ内で網羅していて無駄がないところ。しかもカラー写真が豊富でとてもわかりやすい。刀鍛冶が自ら企画、編集を手がけたというだけあります。個人的には、手入れ方法の説明写真にスーツ姿の女性が起用されているのがシュールだったのですが、若い女性でも簡単に手入れができるというアピールなのかもしれませんね(袴姿の初老の男性の方が私としてはグッときますが)。


そんなわけで、これから時代劇を見る時には刀に注目しそうです。

全日本刀匠会のサイトはコチラ。小品販売のコーナーに本書の詳しい説明が載ってます。連載のコーナーが面白い。
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Commented by okiron at 2006-08-23 19:25 x
この夏、三島の佐野美術館での展示「日本刀の華 江戸の名工虎徹と清麿」を見逃したので、図録だけでも買おうとしたらこれまた完売、しょんぼりしていました。ふふふ、嬉しい情報ありがとう。全日本刀匠会探索してみます。

Commented by rivarisaia at 2006-08-23 19:33
okironさん、こんにちは!
展覧会の図録のように、名刀の写真がずらりと並んでいるわけではなく、
むしろ実用書的なので、再びしょんぼりさせてしまったら申し訳ありません。
しかし、私のような「刀素人」にとってはなかなか面白い1冊でした。
日本刀の世界も奥が深いですね。
by rivarisaia | 2006-08-22 23:47 | | Trackback | Comments(2)

見たもの読んだものについての電子雑記帳


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