航路

人生、読書できる時間は限られてるから、再読しなければ1冊でも多く読めるよねえ、とか言いつつも、気に入った本ならミステリーだろうが、純文学だろうが、時間を置いて何度でも読んでしまう性格です。そういう本しか家に置かないようにすれば、本が減る!と思ったら大間違いで、じわじわと増殖する本の山。床さえ抜けなきゃいいんだわ。

そんな最近、そろそろまた読もうかなと思っているのが、コニー・ウィリス(Connie Willis)の『航路(Passage)』(ソニー・マガジンズ)です。

コニー・ウィリスはどれもお勧めで、すでに『ドゥームズデイ・ブック(Doomsday Book)』(泣けるSFと言われているらしい。たしかに私も泣けた)と『犬は勘定に入れません(TO SAY NOTHING OF THE DOG, or, How We Found Bishop's Birdstamp)』(こっちは個人的にツボだった点がてんこ盛りで大爆笑)のタイムマシン・シリーズをさらりと紹介しましたね。このシリーズは早く続編が出ないかと、心待ちにしてますよ!

さて、『航路』はタイムマシン・シリーズではありません。一言でいうなら「臨死体験」の話。

心理学者の主人公ジョアンナは、臨死体験の謎を科学的に解明しようと試みる。ところが、あの世の実在を主張するトンデモ本をヒットさせた作家の邪魔が入って、調査はなかなかうまく行かず、ついにはジョアンナ自身が被験者に.....

と言っても『フラットライナーズ』じゃないですよ!

まさか、臨死体験でアレが出るとはー。アレがそんな意味だとはー。そして、誰もが驚くはずの第二部のラスト。もう、これ以上何も話せないのが辛いわ。こればっかりは、説明しても何のことやらであろう。ストーリー展開もさることながら、映画の話やら、有名人の臨終の言葉、さまざまな災害の話なども散りばめられていて、そんな細かい部分もおもしろい。そして、影の主役とも言える、心臓病を患っている少女メイジーがすばらしいキャラクター。災害おたくのメイジーには、ぜひ一度会ってみたい!と思うのでした。
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Commented by ラキ男 at 2010-06-02 22:53 x
初めまして『航路』で検索してこちらにお邪魔しました
航路は読み終わったばかりなのですが、いまだに心に残る大作でした
C・ウィリスの作品は『犬は勘定に入れません』が初めての作品だったんですが、こちらのシリーズ私も楽しみです
(まだ三作品だけですが、好きなのは犬の方です)
他にも映画の記事など読ませてもらったのですが、私も好きな作品の記事が沢山で思わずコメントしてしまいました
『田舎の日曜日』は眠くなってしまう人が多いんですね
あの映画私もとても良かったんですが、、、、
もし良ければブックマークさせて下さい
宜しくお願いします
Commented by rivarisaia at 2010-06-03 01:35
ラキ男さん、こんにちは!コメントありがとうございます。

第二部のラストのあの展開に、この先どうなっちゃうのかとかなり驚きの『航路』。その後の予想外の展開にページをめくる手が止まらなくなりました。『犬は勘定に入れません』はキャラクターが皆いい味出してますよねー。

『田舎の日曜日』はいい映画ですよね!私はかなり好きなんですが、どうしたわけか私の周りは寝た人続出です。なぜだ…。

ブックマーク、どうぞどうぞ! ラキ男さんのところもしょっちゅう覗きにいきますね。そうそう『プリンス・オブ・ペルシャ』ご覧になったんですね。ちょうど観ようかどうか迷ってたところでした!
by rivarisaia | 2006-10-07 23:29 | | Trackback | Comments(2)

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