ブラック・ダリア
2006年 10月 15日
ジェイムズ・エルロイの「暗黒のLA史4部作」の第3部を映画化した『L.A.コンフィデンシャル』は大好きです。原作との決定的な違いに怒る知人もいましたが、私としては、雰囲気を壊さずにあの複雑な小説を骨太の映画にうまくまとめたことに対して、脚本家に功労賞を差し上げたい気分です。さて、じゃあ第1部『ブラック・ダリア(The Black Dahlia)』はどうでしょう。監督はブライアン・デ・パルマです。
暗黒のL.A.という、エルロイのノワール色に染まった雰囲気は出ていました。死体が見つかる時のショットをはじめ、うまい演出もありました。にもかかわらず、なぜか微妙でパンチが足りない。何がいけないのかよくわからないんだけど、だらだら進む前半(ちゃんと伏線は張ってる)とラストの急展開のトーンがかみ合ってないところか。また、エリザベス・ショートの死体の凄惨さをちょろっとしか見せないので、生前の彼女の姿とのコントラストがやや甘い。むごたらしい最期が脳裏に焼きついてこそ、残されたモノクロフイルムでしか見ることができない生前の彼女の不器用さに深い哀憫の情も湧くというものですが、そんなでもなかったのが残念。
エリザベス・ショート役、この人誰だっけ...と思ってたら、『24』のマンディ役のミア・カーシュナーでしたね。そしてデ・パルマは、階段を使った演出はうまいわ。階段に何か思い入れでもあるのかしら。
一応、エルロイの「暗黒のLA史4部作」は次の通り:
『ブラック・ダリア』→『ビッグ・ノーウェア』→『L.A.コンフィデンシャル』→『ホワイト・ジャズ』
それぞれ主人公が違うので個別の小説としても読めるわけですが、じつは4作全部がつながっていて、影の男の一代暗黒大河ドラマだったのか〜という複雑で緻密な構成になってます(正直、読了までは辛い道のりなんですけどね)。
暗黒のL.A.という、エルロイのノワール色に染まった雰囲気は出ていました。死体が見つかる時のショットをはじめ、うまい演出もありました。にもかかわらず、なぜか微妙でパンチが足りない。何がいけないのかよくわからないんだけど、だらだら進む前半(ちゃんと伏線は張ってる)とラストの急展開のトーンがかみ合ってないところか。また、エリザベス・ショートの死体の凄惨さをちょろっとしか見せないので、生前の彼女の姿とのコントラストがやや甘い。むごたらしい最期が脳裏に焼きついてこそ、残されたモノクロフイルムでしか見ることができない生前の彼女の不器用さに深い哀憫の情も湧くというものですが、そんなでもなかったのが残念。
エリザベス・ショート役、この人誰だっけ...と思ってたら、『24』のマンディ役のミア・カーシュナーでしたね。そしてデ・パルマは、階段を使った演出はうまいわ。階段に何か思い入れでもあるのかしら。
一応、エルロイの「暗黒のLA史4部作」は次の通り:
『ブラック・ダリア』→『ビッグ・ノーウェア』→『L.A.コンフィデンシャル』→『ホワイト・ジャズ』
それぞれ主人公が違うので個別の小説としても読めるわけですが、じつは4作全部がつながっていて、影の男の一代暗黒大河ドラマだったのか〜という複雑で緻密な構成になってます(正直、読了までは辛い道のりなんですけどね)。
デ・パルマで階段といえば、『アンタッチャブルズ』。
あのシーンとデ・ニーロのバットのシーンの緊張感がたまらない。
あのシーンとデ・ニーロのバットのシーンの緊張感がたまらない。
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『アンタッチャブルズ』はバットのシーンでハッとしました。
そんなデ・パルマらしいシーンはあります!
なのでデ・パルマ復活か!と思ったのよねー。
後半のたたみかけるような展開がいただけないだけなの。
惜しいです、惜しい〜。あと一息。
そんなデ・パルマらしいシーンはあります!
なのでデ・パルマ復活か!と思ったのよねー。
後半のたたみかけるような展開がいただけないだけなの。
惜しいです、惜しい〜。あと一息。
by rivarisaia
| 2006-10-15 16:09
| 映画/洋画
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