カンバセーション...盗聴...
2006年 10月 18日
そういえば観てないなーと思って、何気なく借りてきた『カンバセーション...盗聴...(The Conversation)』。コッポラ監督の1973年の映画で、'74年のカンヌでパルム・ドールを受賞した作品。
サスペンス・アクションを期待しないでください。とにかく地味な話なんですよ。でもそれが逆に新鮮です。ここまで地味な展開なのに、いや地味だからこそかえって不安感を煽られて、結構ハラハラしました。夢なのか現実なのか曖昧なだけに、盗聴屋が抱く「孤独」と「強迫観念」がサックスやピアノの音色とともに重苦しく伝わってきます。
若かりし日のハリソン・フォードが慇懃無礼な役柄で出演しているのも、みどころのひとつなのかもしれません。声は確かに今のハリソン・フォードですが、どうしてもハリソン・フォードには思えないほど感じ悪い。
で、盗聴屋ハリーの後日談は『エネミー・オブ・アメリカ』に続く...ってことなんでしょうか? この2作をくらべると、テクノロジーの進歩ってすごいなあとつくづく思うわね。「盗聴銃」がいまや「衛星」だもんね。ちなみに「盗聴銃」は、ビルの上からライフルのように狙いを定めて会話を録音するという代物。あの人、撃たれる〜!と思ったら、マイクでした。
プロの盗聴屋ハリー(ジーン・ハックマン)は、依頼を受けてカップルの会話を録音していた。依頼主に疑念を抱いたハリーは盗聴した会話を聞いてしまい、やがて...。
サスペンス・アクションを期待しないでください。とにかく地味な話なんですよ。でもそれが逆に新鮮です。ここまで地味な展開なのに、いや地味だからこそかえって不安感を煽られて、結構ハラハラしました。夢なのか現実なのか曖昧なだけに、盗聴屋が抱く「孤独」と「強迫観念」がサックスやピアノの音色とともに重苦しく伝わってきます。
若かりし日のハリソン・フォードが慇懃無礼な役柄で出演しているのも、みどころのひとつなのかもしれません。声は確かに今のハリソン・フォードですが、どうしてもハリソン・フォードには思えないほど感じ悪い。
で、盗聴屋ハリーの後日談は『エネミー・オブ・アメリカ』に続く...ってことなんでしょうか? この2作をくらべると、テクノロジーの進歩ってすごいなあとつくづく思うわね。「盗聴銃」がいまや「衛星」だもんね。ちなみに「盗聴銃」は、ビルの上からライフルのように狙いを定めて会話を録音するという代物。あの人、撃たれる〜!と思ったら、マイクでした。
Tracked
from 1-kakaku.com
at 2006-11-22 07:20
タイトル : カンバセーション…盗聴…
舞台はサンフランシスコ。ある盗聴のプロ(ジーン・ハックマン)が、仕事で不倫カップルの会話を盗み聴いたところ、そのテープには「殺されるかもしれない」との声が。やがて依頼主がふたりを殺そうとしていることを悟った彼は…。 フランシス・F・コッポラ監督が『ゴッドファーザー』で名声を得た後に製作した小品サスペンスだが、意欲的な作劇法と現代を鋭く見据えた視点により、見事カンヌ国際映画祭グランプリを獲得するに至った隠れた傑作。これをコッポラの代表作とするファンも実に多い。盗聴という、いわば現代ならではの...... more
舞台はサンフランシスコ。ある盗聴のプロ(ジーン・ハックマン)が、仕事で不倫カップルの会話を盗み聴いたところ、そのテープには「殺されるかもしれない」との声が。やがて依頼主がふたりを殺そうとしていることを悟った彼は…。 フランシス・F・コッポラ監督が『ゴッドファーザー』で名声を得た後に製作した小品サスペンスだが、意欲的な作劇法と現代を鋭く見据えた視点により、見事カンヌ国際映画祭グランプリを獲得するに至った隠れた傑作。これをコッポラの代表作とするファンも実に多い。盗聴という、いわば現代ならではの...... more
Tracked
from 1-kakaku.com
at 2007-01-10 14:08
タイトル : カンバセーション…盗聴…
舞台はサンフランシスコ。ある盗聴のプロ(ジーン・ハックマン)が、仕事で不倫カップルの会話を盗み聴いたところ、そのテープには「殺されるかもしれない」との声が。やがて依頼主がふたりを殺そうとしていることを悟った彼は…。 フランシス・F・コッポラ監督が『ゴッドファーザー』で名声を得た後に製作した小品サスペンスだが、意欲的な作劇法と現代を鋭く見据えた視点により、見事カンヌ国際映画祭グランプリを獲得するに至った隠れた傑作。これをコッポラの代表作とするファンも実に多い。盗聴という、いわば現代ならではの...... more
舞台はサンフランシスコ。ある盗聴のプロ(ジーン・ハックマン)が、仕事で不倫カップルの会話を盗み聴いたところ、そのテープには「殺されるかもしれない」との声が。やがて依頼主がふたりを殺そうとしていることを悟った彼は…。 フランシス・F・コッポラ監督が『ゴッドファーザー』で名声を得た後に製作した小品サスペンスだが、意欲的な作劇法と現代を鋭く見据えた視点により、見事カンヌ国際映画祭グランプリを獲得するに至った隠れた傑作。これをコッポラの代表作とするファンも実に多い。盗聴という、いわば現代ならではの...... more
by rivarisaia
| 2006-10-18 16:24
| 映画/洋画
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