元禄御畳奉行の日記

昨日はマンガの大奥のことを書きましたが、ドラマの大奥となじみの深かった岸田今日子さんがお亡くなりになってちょっとショックです。

そんな本日は江戸時代つながり。

でも江戸城大奥じゃなくて、元禄尾張藩の「御畳奉行」です。

元禄御畳奉行の日記』神坂次郎(中公文庫)

元禄時代の尾張藩に実在したお侍、朝日文左衛門重章が、26年8カ月の長きにわたって書き続けた日記(冊数合計37冊)が「鸚鵡籠中記(おうむろうちゅうき)」。当時の武士や庶民の生活を知る貴重な資料ですが、長らく公開を禁じられた幻の書として名古屋城の奥深くに眠っていました(公開されたのは昭和40年代)。

その日記の解説書が上に挙げた本で、これがやたらとおかしい。それは文左衛門のキャラクターがなんとも言えず愉快だからです。

小心者で、熱しやすく冷めやすい性格の文左衛門は、好奇心が旺盛であり、なぜか筆まめ。

やたらと武芸を習ってはスグやめてしまうのだが、熱心に道場通いをしていると思いきや、そこの娘がお目当てだったりする。酒を飲んで大いに吐くたびに「今夜より禁酒」を誓う。心中マニアで、どこぞで心中ありと見るや野次馬根性で駆けつけ、検死のまねごとまでしてしまう。町内のウワサだけでなく、上司(藩主)の失敗談や藩主の母上のスキャンダルを書き連ねたりしている。いくら日記といえど、そんなこと書いたら切腹ものでは...。

なんだ、この憎めないキャラは!

憎めないのは、どこかおトボケな文左衛門に、うう...自分にもそういう部分があるかも...と思わせられるせいなのかも。

まずは膨大な資料を読みやすくまとめてくれた神坂次郎さんに感謝しつつ、できれば全巻現代語訳つきで読んでみたいですねー。
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by rivarisaia | 2006-12-20 23:51 | | Trackback | Comments(0)

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