『アフリカを食べる』

ルワンダの映画を観て、アフリカは悲惨だのう、という印象のみを与えるのも不公平なので、バイタリティ溢れる本を紹介しようかと思います。

さて、私はアフリカに行きたいのです。中央アフリカもいいなあと思うし、北アフリカも興味深い。野生のエルザを見て育った身としては、ケニアでサファリ(いかにもステレオタイプだが)もやはり一度は体験したい。マウンテンゴリラだって見たいのだ。ところが、なかなか行けません。なぜか。それは飛行機代が高いという難関もあるが、私は基本的に大雑把で、一見細かいようで実はいい加減だからです。

いろいろな旅先で、「ゼッタイ氷は食べたらダメです!」「路上の出店の食べ物は不衛生です」と言われても、「もちろんですとも!」と思っているのは最初の数日。だんだんどうでもよくなり、「まっ、いいか!」と氷を食べる。道ばたで買い食いをする。お腹を壊して大変な目に遭遇したことは数え切れず。「デング熱が流行していますので注意!」と言われて、到着直後にあちこち蚊に刺される。

なんだかね、この調子でマラリアにかかるんじゃないかという気がするのよ。自分の不注意から。もしくは住血吸虫に食われるでもいいが。

「行きたいけど、マラリアが...(遠い目)」と、マラリア恐怖症気味なのは、アフリカ某国にて支援プロジェクトの仕事をしていた友人から、「症状の重いマラリアになっちゃってさー。アハハ。あれはさすがに参ったね」という話を詳しく聞かされたトラウマかもしれません。

そんなわけで、なかなか行けないので、代わりに読書で脳内旅行はよくやります。

アフリカを食べる』 松本 仁一著 朝日文庫
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朝日新聞社のナイロビ支局長、中東アフリカ総局長だった松本さんのエッセイ。食をテーマにアフリカが抱える問題点にも触れるのですが、「だからアフリカは...」ではなくて、「でも、アフリカが好き!」という気もちが文面からにじみ出ています。

異国の食べ物をゲテモノ料理と称し、「キャー!」と大騒ぎしながら食べる、という趣旨のTV番組が私は大嫌いです。他国の食文化を何と心得る!と説教垂れたいくらいです。そんなわけで、現地の人が食べているものなら、たいてい何でも食べられるという松本さんの姿勢が好き。しかも、下心があって何かを食べるのではなく、本当にごく普通に食べてみました、というところがいい。これ読んで、へー、羽アリって美味しそうだなあ、と私は思ったのでした。ナイルのウナギで蒲焼きつくる話もおもしろい。

続編の『アフリカで寝る』もおすすめ。
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いつか行けるといいなあ。そのためには、貯金を...(遠い目)。
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by rivarisaia | 2007-02-14 23:57 | | Trackback | Comments(0)

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