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マネッセ写本

ラテン語を始めるにあたり、写本の文章が読めたら楽しいかも!とお気楽に考えていた私ですが、しょっぱなから「古典ラテン語と中世ラテン語は違います」という、私にとっては衝撃な事実が発覚していたのであった(いや、それくらい調べておけ、自分)。

しかし、古典を学ばずして中世をやっても意味なし!とのお言葉により、キケロやウェルギリウスの世界にようこそ!という現状なのであるが、今の調子で中世にたどり着けるのかは、大いなる疑問。しかも研究者でもなく、ただの趣味で、どこまで気力が続くのでしょうね。あははは。

さて、私が好きな写本の1冊に『マネッセ写本(Codex Manesse)』がございます。1310〜1340年に完成した、別名「大ハイデルベルク歌謡写本」。詩歌が題材なので、137枚の細密画にも王様やらお姫様、騎士などが描かれており、かなり魅力的。原本はドイツのハイデルベルク大学図書館が所蔵しているので、いつか観に行きたい!という1冊なんですが......

ラテン語をいくら学んでも、この本が読める日は来ない。

なぜなら、マネッセ写本は中世ドイツ語で書かれているからだ。

まあ、この事実は習う前に知っていたんですけどね......。さすがに中世ドイツ語は一生習うことはないであろう。

そんな『マネッセ写本』は、なんと!すばらしいことに細密画の部分が全ページオンラインで観られるのであった。ハイデルベルク大学図書館、ありがとう! ということで、コチラからご覧ください。

読めなくても、絵だけでじゅうぶんだもーん。
by rivarisaia | 2007-07-15 23:58 | 言語 | Trackback | Comments(0)

見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
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