アルカサル—王城

でた〜〜!!(号泣)

14世紀カスティーリャ王国のドン・ペドロ1世の波乱の生涯を描く壮大な歴史マンガ。
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アルカサル—王城』13巻 青池 保子 プリンセスコミックス

13年の休載期間を経て、ついに完結。2月(だっけ?)に別冊プリンセスを買いそびれたため、本が出るのを心待ちにしてましたよ。そして先月、ついに出た。この時をどんなに待っていたことか〜。

ドン・ペドロの絶頂期で連載が中断して以来、もう続きはないだろうと思っていたので、本当に嬉しい。作者はもちろんのこと、編集者や出版社にも感謝の気持ちでいっぱい。

13巻では、庶兄エンリケ・デ・トラスタマラとの戦いが百年戦争中のフランスやイングランドを巻き込み、怒濤の渦となったイベリア半島、そしてドン・ペドロ亡き後の話と、盛りだくさんなエピソード。これを200ページでまとめているのですが、かなり駆け足なのに、うまくまとまっているところが、さすが青池先生。

特に、ドン・ペドロの次女、コンスタンシアの人生が描かれているのはすばらしいですね。ドン・ペドロの一生で終わらないの。カスティーリャの王、ドン・ペドロの存在がいかにしてその後のヨーロッパ史につながっていくのか、大きな歴史の流れが見えてくるのですよ。

「父祖から継承した王国を完全に保つためならば、敵の勝利すら望む」のがドン・ペドロ。彼の血は孫娘であるカタリナを通してカスティーリャに戻り、イサベル1世へと脈々と続いていくのですね。いやもう、感慨深いです。

この時代のカスティーリャ事情については、このマンガで理解できたようなものです。おかげでいろいろなことがつながりました。

今回描けなかったエピソードもいろいろあるようで、その辺りはいずれ外伝が出ることを期待してます。もちろん『エロイカ』の続きも楽しみですよ〜(『エロイカ』は一生続いてほしい)。
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by rivarisaia | 2007-10-06 20:36 | | Trackback | Comments(0)

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