戦争請負会社

こう見えても密かに繁忙期の私。そういえば、仕事が忙しくなったら大佐気取りになるつもりとか書いてましたが(参照)、じっくり考察して

「ちょっと待った。立場としては傭兵じゃないか?」

と考えを改めました。

傭兵:金銭などの利益により雇われ、直接に利害関係の無い戦争に参加する兵またはその集団である。(by Wikipedia)


うむ.....。

そんな傭兵の私は、またもや気分転換でパーッとするために(もう何度もこのブログで使用しているフレーズ)、お察しの通り映画に行きました。気分的には傭兵映画ですが、結局、ガッツのあるマッチョな映画ならいいや、と「ボーンさんの最終通告」を選択。それについては後日書きます。今日はせっかく傭兵がテーマなので、とても興味深い本を1冊。
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戦争請負会社』 P. W. シンガー著、山崎淳訳、日本放送出版協会

かなり前に読んだので記憶がおぼろげ。興味のある未読の方には一読をおすすめします。そもそも私が本書を読んだのは、当時仕事で読んだ資料のなかに、PMC(private military company)あるいはPMF(Private Military Firm)と呼ばれる民営軍事請負会社がチラッと出てきたのがきっかけ。いったい何の仕事してるんだ、と思われそうですが、PMFは別に重要ポイントじゃなかったんですよ。しかし、なぜか仕事先の人と話題になり、「ぜひ読むといいですよ」と勧められたのです。

戦争の民営化、あるいは戦争のアウトソーシング。コスト削減、ついでに戦死者数の削減(PMFの社員は正式な戦死者数にカウントされない)。ビジネスとしてけっこう凄いことになっていることが理解できる本です。国際政治の視点で切り込んでますので、こういうテーマにつきものの感情論はありません。

PMCと聞くと、前線で活躍する傭兵集団というイメージを思い浮かべるかもしれませんが、そんなもんじゃないというか、もっとシステマチックな巨大産業であり、政治にもガッツリ食い込んでいます。さらにPMCのおかげで民間人の被害が押さえられることもあるし、彼らは危険地域での護衛任務や警備活動も行っておりますので、単純に善悪で割り切れるような存在でもありません。

よいか悪いかよりも、ここまで成長しちゃったこの産業、これからどうする?という議論が必要なんじゃないでしょうか。
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by rivarisaia | 2007-11-13 21:42 | | Trackback | Comments(0)

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