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フィルメックスに行った気分で、国書をホメてみる

■ 東京では今、フィルメックスをやっていて、しかし、仕事+所用で1本も観に行けないわたくしです。本日上映のトーさんの『放・逐』も観られなかったので、代わりに『放・逐』を鑑賞された方々とお茶を飲んでフィルメックスに参加したつもりになりました。楽しゅうございました。そのとき食したマンゴー豆腐花のマンゴーは、凍ってたけどね! 私の気持ちを表現してくれてたんでしょうか。


■ 本が売れなくて出版不況である、ともう何年も耳にタコができるくらい聞いてるんですが、似たような本がいっぱい出ちゃって飽和状態なのも一因のような気がする今日この頃。雑誌のようなカタログ本も多いですよねえ。生活系とかデザイン系とか。それって、雑誌の特集かムックで十分じゃん!みたいな本。TVドラマで十分じゃん!みたいな邦画も多いから、世の中の傾向なんでしょうか。柳の下に何匹もドジョウを追い求めないでほしい。


■ で、そんななか、昨年より「出るらしい」とウワサには聞いていた『ラナーク』がついに刊行されました。出版社はもちろん国書刊行会ですよ。どんな本かというと、私まだ読んでないんですけど、まあこんな感じ。
ダンテ+カフカ+ジョイス+オーウェル+ブレイク+キャロル+α……  奇才アラスター・グレイによる超弩級百科全書的ノヴェル。(国書刊行会のHPより)


私、ここで国書刊行会をホメ讃えたいです。714ページを1冊3675円でドーンと出版。すばらしいです。本書は20世紀文学の傑作(あるいは最大の奇書)だと言われてましたが、翻訳でないのね〜という状態で時代は21世紀。日本語版出す使命を果たした点もえらいですけど、上下巻に分けないところもステキ! 他の出版社なら間違いなく分冊にしているところですよ。さすが、国書刊行会。

3675円を高いと思う人がいるかもしれませんが、たとえば『ダ・ヴィンチ・コード』ハードカバーは上・下分冊で1冊あたり1890円ですからね。しかもすぐ読めちゃう上に軽い内容だからさ、燃費悪いよ。それにくらべたらどうよ、これ。

国書刊行会は、昔から「国書刊行会らしい」本を出し続けていて、本当にすばらしい姿勢だと思います。最近では、ウッドハウスも続々出してるし、『完訳 金枝篇』も出してるし....(以下略)。ターゲット読者をきちんと理解している感じが伺えます。この姿勢、これからも変わらないでほしい。
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Commented by きたきつね at 2007-11-19 00:00 x
こんばんは。
今日はお目にかかれて嬉しゅうございました。
帰ってみたら、札幌はマンゴーが凍る温度でしたよ…。
ともあれ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Commented by もとはし at 2007-11-19 23:38 x
こんにちは。こちらでは初めまして。昨日は大変お世話になりました。
プリンの果実マンゴーはフツーだったのに豆腐花が凍っていたというのは、そもそも豆腐花自体が凍っていたと解釈すべきなのでしょうか?
ともかく、映画祭関係ではちょこちょこ上京しておりますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
Commented by rivarisaia at 2007-11-20 22:14
>きたきつねさん
こちらこそ、お目にかかれてよかったです。放逐は観られなかったケド.....。
また、どうぞよろしくお願いします。札幌は寒そうですよね〜。
Commented by rivarisaia at 2007-11-20 22:15
>もとはしさん
こんにちは。こちらこそお世話になりました。
豆腐花は凍ってなかったんですけど、マンゴーだけが凍っておりました。
マンゴー足りなくなって、冷凍庫から出したのかしら.....。

また映画祭でお目にかかれますように!
by rivarisaia | 2007-11-18 23:50 | 映画や本の雑記 | Trackback | Comments(4)

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