刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚

ペルセポリス』のエントリで鍵コメントをくださった方からお勧めされた本が、図書館にあったので早速借りてみました。

b0087556_15201235.jpg刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚
マルジャン・サトラピ著 山岸 智子・大野 朗子訳 明石書店

イラン女性が集まって伝統の刺繍をしながら
恋愛や結婚について語る、あるいは
イラン女性の多種多様な恋愛や結婚が織りなす
刺繍のような物語
.....をタイトルから想像してましたが、全然違いました(爆笑)

そうか、そういう意味で「刺繍」なのか、「縫っちゃえばいいのよ〜」なのか。男性から押し付けられた価値観のなかで長年耐えてきたイランの女性たちの、したたかなたくましい一面がかいま見られる1冊。「心の換気」と称して赤裸々に語られるエピソードは、よく考えれば、悲劇というかヒドイ話が満載なんですが、嘆いてもしょうがない、とある意味達観したところが感じられます。きわめつけはマルジのおばあちゃんのこの一言。

「人生っていうのはそういうものよ!
馬の上に乗る時もあれば、馬を背負う時もある」

ははあ〜と感服いたしました。こういう台詞は、おばあちゃんが言うと説得力がある。それにしても様々なことに抑圧されて暮らしていくには、やっぱり「心の換気」は必要ですよねえ。

映画の方の感想も、本の続編『ペルセポリスII 』の感想も書いてないけど、両方おすすめです。サトラピの他の本も出ないかな〜。
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Commented by makrele at 2008-04-01 02:53 x
刺繍・・・。縫っちゃえばいいのよ。なんですね。
チェックしてみます。これはこちらでも発行されているので。
それにしても、マルジのおばあちゃんの言葉は、いつも味があります。
映画も観られたんですね~☆
Commented by rivarisaia at 2008-04-02 00:49
そう、縫っちゃえばいいんだって。
マルジのおばあちゃんは、かなり突き抜けた人だとみました。
けっこうビックリですよ。
by rivarisaia | 2008-03-27 16:19 | | Trackback | Comments(2)

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