白の闇

昨日はお腹こわして半ゾンビみたいになってたので(ストレス? 食あたり? いや、食べ過ぎという説も....)、週末は家にこもって読書+植木に水やりしてました。隠居老人みたいでいい感じでした。

映画館に行けなかったので、あれこれと予告編を眺めておりましたら、メイレレスの新作『Blindness』のティーザーが出てたー(コチラ)。

原作はこれです。
b0087556_190134.jpg白の闇』ジョゼ・サラマーゴ著、雨沢泰 訳、日本放送出版協会

ある日突然、視界が真っ白になる病気。
原因不明の病はまたたくまに伝染し、政府は患者を隔離するが、人々は理性を失い、あらゆる秩序が崩壊していく。
1998年ノーベル文学賞受賞者・サラマーゴの最高傑作。

ミステリーのようなサスペンスのようなSFのような「寓話」です。フィクションだけど、小説で起きていることは現代社会にじゅうぶん通じることなので、これに近いことって実際に起きてるよなあと深く考えさせられる1冊。他人から見られなかったら何をしてもいい、という状況がやがてエスカレートしていき、辺りは地獄絵図さながらの状況に陥ってしまうのですが、ただ1人、そこには目が見える冷静な判断力をもった女性がいたのでした。

中盤が壮絶なだけに、ヘタに映画化したらグロいB級パニック・ホラーになっちゃうんじゃないかという心配しましたが、メイレレスならかなり期待できそう。

原作はオススメなのですが、絶版中で復刊ドットコムのリクエストがかかってますね。サラマーゴでも絶版になっちゃうのか.....。では、未読の人は図書館へGO!映画公開にあわせて、文庫で復刊されるんじゃないかとも期待中。

追記:そういえば、これ続編出てるんですけど、邦訳出ませんね(『Ensaio sobre a Lucidez(英題:seeing)』)。『白の闇』の登場人物も出てくるみたい。併せて邦訳出ないかなー。それとも、英語で読めと.....。
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by rivarisaia | 2008-04-06 19:49 | | Trackback | Comments(0)

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