The Prayer Book of Michelino da Besozzo(ミケリーノ・ダ・ベソッツォの祈禱書)

じつは白状すると、買った本はメディチのイソップだけじゃなかった。やですね、超過勤務って。今週連休だってことも、さっき知りましたからね!明日はもちろん休みです、ラッキー!

b0087556_2373148.jpg

The Prayer Book of Michelino da Besozzo』(ミケリーノ・ダ・ベソッツォの祈禱書)George Braziller, Inc.刊

ミケリーノ・ダ・ベソッツォの手による小さな祈禱書の写本、というのがあるらしく(よく知らない…)、そのビジュアル書です。前書きによると、いくつかのボーダーおよび聖人の絵はベソッツォのアシスタントが手がけたのではないかとのこと。

解説では、ボーダーを飾る植物の絵がすばらしい!と書かれていますが、確かにその通りだと思います。全ページ、ボーダーが花の絵柄なんですが、ページごとに色味を統一しているせいか、たいそう洗練されてます。しかも、花のボーダーが挿画やテキストをぐるりと取り巻いて、下中央部分では金色の根っこが描かれているのもおもしろい。
b0087556_2310413.jpg

これは聖ルチアのページ。燃えるオイルのあかりを手にしています。まわりを囲むのは紫の花。ボーダーの下が根っこになってますね。ほかのページの花も紫や青、ピンクが多くて、全体的に落ち着いた雰囲気。

そして相変わらず、この本の出版社、George Brazillerのこだわりはすばらしいなと思うのは、本のサイズが原書の写本とほぼ同じというだけでなく、本体表紙も原書を模しているという点です。ファクシミリが買えない人にも少しでも実物の雰囲気伝えたい、というその気配りがすてき。本書もカバーを取ると、ほら。
b0087556_231434.jpg

深緑のベロアのような布張りに、金の箔押しときたもんですよ。
定価もそんなに高くないんだけど、何部くらい刷ったんでしょうねえ。古本価格もそんなに高くないです。

いつかこれは実物を見てみたいものです。

●メモ
写本の制作年代:1420年
写本の言語:ラテン語
原書サイズ:170 × 120 mm
現在はモルガン・ライブラリー(ニューヨーク)が所蔵
[PR]
トラックバックURL : https://springroll.exblog.jp/tb/9498028
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by とも at 2008-09-15 13:42 x
こちらはまたまたとても贅沢な作りですね!
こんな本作ってみたいです。
色使いもなんだかかわいい!
お花もきっと意味があるんだろうなー。

毎回素敵な本を見せてもらって楽しいです。
お仕事忙しいみたいだけどお体には気をつけて!
Commented by PL at 2008-09-15 22:49 x
モーガン・ライブラリーって素敵な写本が沢山あるのですね。
たしか、ベアトゥスもあったのでは?
Commented by rivarisaia at 2008-09-16 00:26
>ともさん
ぜひつくってください! どうですか、ベロアの布ばりに箔押し!
香港なら製本も安いよ〜(たぶん)。

お花も深い意味があるのだろうと思うのですが、
なにせ私の知識は遠浅なので深い話ができません。すまん。

いろいろご心配、ありがとう〜。
Commented by rivarisaia at 2008-09-16 00:29
>PLさん、
モーガン・ライブラリ一度行ってみたいです。
調べてみたら、ベアトゥスもたしかに所蔵してますね!
常時展示してるのかしら。実物が見たい…。
by rivarisaia | 2008-09-14 23:17 | | Trackback | Comments(4)

見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
プロフィールを見る