人気ブログランキング |

2012年 11月 29日 ( 1 )

アメリカでベストセラーだったギリアン・フリンの新作。とても怖くて、イヤーな話である。

b0087556_236315.jpg

Gone Girl』Gillian Flynn著、Weidenfeld & Nicolson

ニューヨークの裕福な家庭に生まれ育ったエイミー。
ミズーリに生まれ育ち、ニョーヨークでライターの仕事をしていたニック。

結婚して幸せにくらしていたふたりだが、不況のあおりで夫婦ともに仕事を失い、都会の生活をやめてミズーリに移り住むことにした。

そして結婚5周年記念の日。エイミーが突然姿を消してしまう。部屋には大量の血痕が残されていた。

エイミーは何処にいるのか、生きているのか。幸せな夫婦に何があったのか。


エイミーとニックが交互に語る構成になっていて、お互いの言うこと(考えること)が食い違ってるうえに、ふたりとも何かを隠しているので、まったく信用できない。何重にも重なった包装紙を1枚1枚ペリペリはがしていくような感じで読み進むことになります。赤い紙だと思ってたら、その下は青、さらにその下は緑色…みたいな調子。最後には何が出てくるのかしら〜。

ニックはエイミー殺害の疑いをかけられるが、私にしてみればニックはイラッとくる男なので「お前、もっとハッキリせんかい! 双子の妹はしっかりしてるじゃないか!」とドヤしつけたいことしきり。

しかし。エイミーもエイミーである。気の毒な面もあるけど、カワイ子ぶってて、気色悪いのである。毎年結婚記念日になると、ふたりの思い出の場所にナゾナゾを残して、夫にナゾ解きさせながら町をぐるぐる回るイベントを行うんだよ。この女、なんかウザいよね!?

そして中盤で事態は急展開。

エイミー失踪の真相が明らかになると、「ひーえーこわーい」とぶつぶつ言いながらページをめくるハメに。一瞬、「もうこのまま突っ走ってくれてもいいのよ」という気分になったりもしたのだが、やっぱり誰かなんとかして~!と思い直したところで、首まで泥沼につかったようなオチが待っておりました。

ヘタなホラーよりホラー。たぶん邦訳出る気がする(売れてるし)。
by rivarisaia | 2012-11-29 23:20 | | Trackback | Comments(5)

見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや