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見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
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カテゴリ:映画/アジア( 171 )

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パラサイト 半地下の家族(Parasite/기생충)』監督:ポン・ジュノ

半地下で暮らしていた4人家族のキム一家。全員定職もなくカツカツの生活を送っていたのだが、ある日キム家の長男が、留学する友人から頼まれて豪邸に住む裕福な家の家庭教師をすることになる……

というあらすじで、特に詳しく知らずに観たほうがいいと思うので、これ以上は書きません。富裕層と貧困層という単純な対立構造の話ではないというのが、よくよく考えてみるとリアルなところです。

評判もよくて何よりですが、ただ私のポン・ジュノに対する期待値があまりに高すぎたせいで、ちょっと物足りなかったというか、もっと濃い味を想像してたら意外とアッサリした印象だったというか、サラッと観てしまった。

それはそうと、劇中に出てくる麺「チャパグリ」がおいしそうで、映画の感想を書こうと思うとチャパグリを連想してしまう。先週、新大久保に用事があったついでに韓国スーパーに行き(私がたまに利用するのは韓国広場です)、さっそく材料を買ってきて、YouTubeでいくつかの作り方動画をおさらいして作りました。

パラサイト 半地下の家族_b0087556_00050618.jpg

左がノグリで、右がチャパゲティ。2種類のインスタント麺を混ぜてつくります。ずいぶん前から流行ってた食べ方だったみたいだけど、全然知らなかった。映画では富裕層の家族が牛肉を入れて食べていましたが、うちは富裕層ではないためベーシックにタマネギを入れて目玉焼きを乗せるバージョンにしました。劇的においしいわけでもないけどB級な味で、ちょっとおもしろい。ノグリのソースが半分の量でも辛いので、半熟の目玉焼きでマイルドになってよいです。真剣につくって真剣に食べてしまったので、完成品の写真を撮るのを忘れました。

もう一袋ずつあるので、次こそは牛肉バージョンをやってみようと思う。

あ、そうそう、ポン・ジュノは、ブログでは感想を書いていませんが『殺人の追憶』がいちばん好きです。『殺人の追憶』、もう1度観たくなっちゃったな。



by rivarisaia | 2020-01-22 00:14 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)

空山霊雨

年を越す前に観た映画のメモだけでも残しておこう。まずは今年のフィルメックス。予定が合わずに、今年観たのはこの1本だけでした。

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空山霊雨(Raining In the Mountain)』監督:胡金銓(キン・フー)

山奥の寺院にやってきた富豪とその妾、従者の三人。その寺の老師が自分の後継者を選ぶための相談役として富豪を呼び寄せたのだったが、じつは富豪の妾と従者は女盗賊・白狐とその部下なのだった。

その寺には三蔵法師が書いたという経典があり、三人は密かにそれを手に入れようと企んでいた。

いっぽう寺にはまた別の相談役として将軍とその部下も招待されており、この二人もまた経典を何とか手に入れるべく画策していた。

そんななか、寺にはひとりの罪人の男が連れてこられて出家をする。彼は経典が納められている宝物殿の管理を任されるのだが……

白狐チーム vs 将軍チームの経典争奪戦と、それを阻止する元罪人の僧侶。果たして経典は誰の手に〜という話です。

白狐とその従者の衣装と小物が、少数民族の衣装のモチーフを思わせるようなデザインでとてもかわいい。特にポシェットのような小さい袋や腰に巻いたり頭に巻いたりしている帯がすてき。

また、出家こそしてないが卓越した人物だという謎の老師が、多くの女性のお付きを従えてお山にやってくるという設定も謎でおもしろかった。女性のお付きたち、色とりどりの布を駆使して最後活躍します。

本作は『山中傳奇』と同時撮影で制作されたとのこと。『山中傳奇』と二本立てで観てもいいかもしれないね。

by rivarisaia | 2019-12-26 22:06 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)
ある妊婦の秘密の日記:東京国際映画祭2019_b0087556_17470806.jpg

ある妊婦の秘密の日記(The Secret Diary of A Mom to Be/Baby復仇記)』監督:ジョディ・ロック/陸以心


広告代理店でバリバリ仕事をしていて、ベトナムに栄転か!?というタイミングで妊娠が発覚したカーメン(ダダ・チャン/陳静)。子供なんてちっともほしくなかったのに、しぶしぶ妊婦になるものの、母性なんて育たないし、夫は気持ちをわかってくれない。
一方、バスケ選手の夫(ケヴィン・チュー/朱鑑然)のほうは、父親としてやっていけるのか自信がなく、情緒不安定な妻にどう接していいのかもわからない……

というドタバタコメディで、おせっかいな義母、義母が連れてくる胡散臭さMAXの男性のケアシッター、にぎやかな女友達と、まわりの人たちに嫌味な人がひとりもいない。悩める妊婦たちについて面白おかしく描いてるけど、要所要所でけっこうリアルなんじゃないかなと思った。

妊娠したことないからわかんないけど、たぶん私もこうなるんじゃないかね、というところもあったり、友人もそんな感じだったよなと思い出したり。大体、妊娠してすぐ母性が育つことに対して懐疑的というか、私のまわりにはお腹に向かって微笑んで話しかけるみたいな人がいなかったので……。個人的にツボだったのは、カーメンの見る悪夢。体が変化するんだから、そりゃうなされそうだよね。

カーメン自身がとても憂鬱になってしまうのは母親の思い出が原因であることが後でわかる。でもきっと仲直りするんじゃないかなー。

あとね、出産の大変さをうかがい知るのに、男性が見るといいんじゃないかなって思いました。出産準備期間に鑑賞して、あの人形をプレゼントしたらいいかもね。

私の今年の東京国際映画祭はこれでおわり。日程があわずに断念した作品も多かったので、どこかで観る機会がありますように。


by rivarisaia | 2019-11-06 17:49 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)
今年の東京国際映画祭は全部で4本だけ。最初はこれでした。

ファストフード店の住人たち(東京国際映画祭2019)_b0087556_21342851.jpg

ファストフード店の住人たち(i'm livin' it/麥路人)』監督:ウォン・シンファン/黃慶勳

某大手ファストフードチェーンを思わせる原題ですが、24時間営業のハンバーガー店に寝泊まりしている、いわゆる「マック難民」の人々を描いた人情味あふれる物語。

家族と喧嘩して家を飛び出した少年は、ある日ホームレスの男性(アーロン・クォック/郭富城)と出会い、街でしたたかに生きていく術を学ぶ。どうやらかつてエリートだったらしいこの男性は面倒見もよく、仲間からも慕われていたのだけど……。

家出少年、元エリートの証券マン、夫を亡くして義母の借金を肩代わりするシングルマザー、場末のクラブで歌手をしている女性など、登場人物はみなそれぞれに貧困にあえぎ苦しい人生を送っている。しかし、やたら情に厚い人ばかりなので、話が悲惨になりすぎなかったのが救い。現実はなかなかこうはいかないだろうから、都会のファンタジーの趣というかある種の希望を見せてくれているのかも。

街中では無料のお弁当が配られていたり、道端に置かれた冷蔵庫に「ご自由にどうぞ」と書かれて食べ物が入っていたり。これらが実際にどの程度普及しているものなのかわからないけど、これもこういう優しさは大事なのでは?という提案にも見える。

あと、これは実際に存在するそうなのですが、公園のトイレに無料で使えるシャワーがあるのはびっくりしました。

アーロンが親しくしている場末の歌手がミリアム・ヨン/楊千[女華]。彼女はアーロンがバリバリの証券マンとしてきらびやかに活躍していた頃を知っていて、転落した彼のことを親身になって支えているけど、それが同志みたいな関係でよかった。

映画の後にQ&Aがあり、さらにその後、なんと握手会もあって、アーロンとミリアムと監督に握手してもらいました。なんの心の準備もしてなかったけど、四天王のひとりと握手するとは思ってなかったので、とにかくびっくり。東京の滞在楽しんで!と伝えました。


by rivarisaia | 2019-11-02 23:58 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)
ディーピカー・パードゥコーン主演の豪華絢爛、目のご馳走のような映画を観たことを記しておくのを忘れていました。
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パドマーワト 女神の誕生(Padmaavat)』監督:サンジャイ・リーラー・バンサーリー

マリク・ムハンマド・ジャーヤシーの叙事詩『パドマーワト』が原作。

13世紀末、シンガール王国の王女パドマーワティは西インドの小国メーワール王国の王ラタン・シンと恋におち、結婚する。その頃、北インドではハルジー朝を興したジャラールッディーンと甥アラーウッディーン・ハルジーが着々と勢力を拡大していた。

という出だしで、パドマーワティがディーピカーちゃん、そして悪役となるアラーウッディーンがディーピカーちゃんの実生活での夫であるランヴィール・シンが演じています。ランヴィール・シンの悪役のインパクトが大変に強烈で、夢に出そう。

パドマーワティはかなり伝説の要素が強そうな人ですが、ラタン・シンやアラーウッディーンは実在の人物。アラーウッディーは、モンゴルが巨大帝国を築いた頃のデリー・スルタン朝の人。遠い昔の世界史でやったような気もなきにしもあらずですがすっかり忘れていました。Wikipediaの項目などを読んでみると、すごく興味深い人物ですね。

ウッディーンってば、劇中でも自分のことを「アレクサンダー大王」になぞらえてたけど、ほんとにそう自称してたのね。そして異彩を放っていた宦官マリク・カーフールも実在の人物で、権勢を誇っていた様子である。

物語は、叔父を殺しスルターンとなったアラーウッディーンがパドマーワティの美貌の噂を聞きつけ、メーワール王国に兵を差し向ける、という展開になります。パドマーワティを一目見たいアラーウッディーンと、ちらりとでも拝ませてやるものかというメーワール王夫妻の攻防戦みたいなことに。

本編が始まる前の注意事項で、映画がどのような結末に向かって突き進んでいくのかわかってしまっているんだけども、それを差し置いても、そもそもパドマーワティとラタン・シンの出会いがですよ、

パドマーワティが鹿を弓矢で仕留めようとしたら間違えて王を討っちゃった

という状況だったわけじゃない? そんな王様、だいぶ頼りなさそうだし、モンゴルを蹴散らしてるアラーウッディーンにかなうわけないよね……。




by rivarisaia | 2019-06-27 18:07 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)
佳境に入った作業と確定申告にかまけていたらもう3月。映画や本のメモ書きも溜まってきたのでさっさか更新します。

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バーニング TV版&劇場版(Burning)』監督:イ・チャンドン

ある日、街で幼なじみのヘミとばったり出会った作家志望の青年ジョンスは、彼女がアフリカ旅行をしている間、猫の世話を引き受ける。ヘミに恋心を抱いていたジョンスだったが、ヘミは旅行中に知り合ったという金持ちの男性ベンと一緒にアフリカから戻ってきて……

原作は村上春樹の短編「納屋を焼く」。読後になんとも薄気味悪い嫌な後味の残る話で、わたしはわりと好きでした。この映画は昨年末にNHKで放映されたTV版と劇場版の2種類があって、全然印象が違うものになっています。

原作に近い形なのはTV版。果たしていったいどうなんだろう?という曖昧なまま終わる。劇場版ははっきりと回答を出して、さらに原作のその後を描いています。そしてどちらも原作にはなかった「持てる者」と「持たざる者」の対比が色濃く出ていて、そこも興味深い。

若いのに何をしてお金を稼いでいるのかよくわからないギャツビーのようなベン。ジョンスは、韓国にはギャツビーみたいな人間がたくさんいる、と言う。いっぽうで、ときどき古いビニールハウスを燃やすのが趣味だと話すベンは、誰からも顧みられない不要なビニールハウスが韓国にはたくさんある、と言う。そんなハウスを燃やしてしまっても、誰も気にも留めないと言うのだった。

あったはずの井戸がなかったり、いるはずの猫の姿が見えなかったり、どこまでが現実でどこからが幻想なのかよくわからないまま話はすすむんだけれども、劇場版はある時点でくっきりと現実が姿を現わす。ただそれも、もしかすると本当に起こったことではなくて、劇場版の後半はヘミの部屋でジョンスが書いていた小説の中の出来事、もしかしたらあり得たかもしれないもう一つの現実というジョンスの願望かもしれない。

おまけ:「納屋を焼く」は広島大学大学院の山根(田野) 由美恵さんの論文の考察がとても面白いです。よかったらどうぞ>コチラで読めます。



by rivarisaia | 2019-03-12 21:53 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)
今年の東京国際映画祭はこれで最後。


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プロジェクト・グーテンベルク(無雙)』監督:フェリックス・チョン/莊文強

タイで刑務所に入っていた偽造画家のレイ(アーロン・クォック/郭富城)が香港に護送されてくる。彼はかつて「画家」と名乗る男とともに米ドルの偽札を作る組織で働いており、「画家」に命を狙われていると怯えていた……

ということで、「画家」とは誰なのか、レイは一体何をしたのか、偽札の組織とは何なのか、というのを過去にさかのぼって見ていきましょう、というような流れですが、これ以上は言わないでおきます(公開されるかもしれないし!)。

とはいえ、途中でおよその展開は読めてしまったんですが、ですが! それでも最後、ひえええお前それはひどいよ……ってなりましたよね。考えれば考えるほど、あの人、ひどくない? あんまりだ。

ただ画家を演じるチョウ・ユンファ/周潤發が、二丁拳銃ぶっぱなして横に飛んだり、何から何までチョウ・ユンファ全開で、かっこよくて楽しめます。ユンファによるユンファ・オマージュのような場面の数々。あとね偽札の制作過程がものづくり的に面白いです。

by rivarisaia | 2018-11-07 23:51 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)

トレイシー(翠絲)

今年の東京国際映画祭で鑑賞した映画のざっくりした感想を忘れないうちにアップしておきます。まず1本目。

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トレイシー(翠絲)』監督:ジュン・リー/李駿碩

眼鏡屋さんを営む51歳のダイホン(フィリップ・キョン/姜皓文)。娘は結婚してすでに家を出ているが、30年近く寄り添った妻(カラ・ワイ/惠英紅)と息子と飼い犬と平穏に暮らしていた。そこへ、学生時代の親友チンが亡くなったという知らせが入る。チンの遺灰を持って香港にやってきたのは、イギリスで彼と結婚したという青年ボンドだった。

十代の頃の思い出がよみがえり、動揺する主人公。そこには深いわけがあった。ダイホンは心の奥底では自分のことを女性だと感じていて、学生時代はチンのことが好きだった。しかし彼は自分が本当は女性だということをずっと隠したまま、結婚し、家族をなして、ここまで生きてきたのだった。

ところが若くて真っ直ぐなボンドに出会ったことによって、ダイホンは自分を偽ったままでよいのかと葛藤することになる。

もう50歳だしね……このまま自分が我慢すればいいのでは、と考えるダイホンなんだけども、ボンドが「人生80年として、残り30年もあるんだよ!?」というようなことを言うのである。で、私もこの時、そうね、Never too Lateですよね、と深く頷いたりいたしました。

フィリップ・キョンのふとした仕草が美しく、外側は中年男性だけど内面は女性という主人公を繊細に演じていました。

by rivarisaia | 2018-11-04 19:16 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)

SPL 狼たちの処刑台

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SPL 狼たちの処刑台(殺破狼:貪狼)』(監督:ウィルソン・イップ/葉偉信)

香港の刑事リー(ルイス・クー/古天樂)の一人娘が、タイのパタヤで誘拐される。リーはパタヤ警察のチュイ刑事(ウー・ユエ/呉越)とともに娘の行方を必死に追うのだが、臓器密売組織が裏で糸を引いていた……

アクション監督はサモハンです。

何の予備知識もなく観に行ったので、あまりに非道な展開に衝撃。父一人、子一人の家族で、娘を想うあまりの行動が逆にこの結果を招いてしまったとも考えられなくもなく、いや〜この前観たばかりの『ショック ウェイブ』も容赦ない展開でしたけど、本作もまったく情け容赦なかったです。そんな〜酷いよ!うわーん!(泣)

ロー・ワイコン/盧惠光もラム・カートン/林家棟もこれでもかというくらい鬼畜っぷりを発揮しています。こわい。

さて、映画のポスターや予告だと、トニー・ジャーが第二の主役かな?という扱いですけど、映画が始まってすぐに「特別出演」というようなクレジットがあり、その通り、第二の主役はウー・ユエで、今回トニー・ジャーは補佐的な役回りでした。そこもけっこう驚いた点。日本の配給会社、そんなメインキャラみたいなアピールしなくていいんじゃないの?

アクションはてんこ盛でなかなかよいのですが、ナタが苦手な私としては全般的に痛かった。そして高いところから落っこちても香港映画なら人は死ななそうな気がしていたけど、それは大きな誤解であった。落ちたら、人は死ぬ。

また、タイの俳優で『オンリー・ゴッド』のカラオケ刑事ことヴィタヤ・パンスリンガムが、警察局長の役で登場するのもポイントです。本作では娘にカラオケを歌わせていて、あ……カラオケ!ってちょっと思いました。


by rivarisaia | 2018-09-07 23:19 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)
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SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班(拆彈專家)』監督:ハーマン・ヤウ/邱禮濤

香港警察の爆弾処理局のチョン(アンディ・ラウ/劉徳華)が、潜入捜査によって犯罪グループを追い詰めようとするところからいきなり話はスタート。銀行強盗、カーチェイス、爆発、カーチェイス、爆発!の末に、犯罪グループは逮捕されるのだが、リーダーのホンはうまく逃れてしまう。ここまでが長い前フリ。

それから1年半が経ち、武装集団を引き連れたホンが香港に現れ、復讐のため、そして弟の釈放と巨額の金を要求するために人質を取って海底トンネルを占拠、トンネル内に爆弾を仕掛ける。タイムリミットまでに人質全員を救出し、爆発を阻止することができるのか……


最初から最後までけっこう緊張感が続く上に、意外と先が読めなくて、展開もいろいろと衝撃的。人質になった市民の中には若い警官(ベイビージョン・チョイ/蔡瀚億)がいて、彼のエピソードが一番びっくりで、心の中で「ええええー」という声が反響したよね。そうか、そうですか。

一体全体これはどう解決するのか皆目見当もつかないと思っていたら、すっごい荒技で有無を言わせずねじ伏せられた感ある。最後まで本当にドッカンドッカンと大盤振る舞いでした。

さて、内容に差し障りない程度に、ちょっと思ったこと箇条書き。

・チョン警官の彼女ですが、大人の事情で出さないといけない女優を出した感があって、割りと不要だったのでは?という印象。とってつけたような手榴弾要員でしたよね。むしろ、バーでチョン警官が出会うべきだったのは、ベビジョンでは?

・チョン警官、目玉焼きを作るのにフライパンに入れる油の量ハンパなく多い。

・チョンの同僚刑事(フィリップ・キョン/姜皓文)がとてもいい味を出してたんですけど、最後のほうでチョンと犯人とこの同僚の三人が「車をぶつけあうことで思いを伝える」みたいな演出があって、ちょっと面白かったです(車で語り合うの、前にも別の香港映画で観た……)。


by rivarisaia | 2018-09-03 23:50 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)