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見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
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ペルセポリス』のエントリで鍵コメントをくださった方からお勧めされた本が、図書館にあったので早速借りてみました。

刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚_b0087556_15201235.jpg刺繍―イラン女性が語る恋愛と結婚
マルジャン・サトラピ著 山岸 智子・大野 朗子訳 明石書店

イラン女性が集まって伝統の刺繍をしながら
恋愛や結婚について語る、あるいは
イラン女性の多種多様な恋愛や結婚が織りなす
刺繍のような物語
.....をタイトルから想像してましたが、全然違いました(爆笑)

そうか、そういう意味で「刺繍」なのか、「縫っちゃえばいいのよ〜」なのか。男性から押し付けられた価値観のなかで長年耐えてきたイランの女性たちの、したたかなたくましい一面がかいま見られる1冊。「心の換気」と称して赤裸々に語られるエピソードは、よく考えれば、悲劇というかヒドイ話が満載なんですが、嘆いてもしょうがない、とある意味達観したところが感じられます。きわめつけはマルジのおばあちゃんのこの一言。

「人生っていうのはそういうものよ!
馬の上に乗る時もあれば、馬を背負う時もある」

ははあ〜と感服いたしました。こういう台詞は、おばあちゃんが言うと説得力がある。それにしても様々なことに抑圧されて暮らしていくには、やっぱり「心の換気」は必要ですよねえ。

映画の方の感想も、本の続編『ペルセポリスII 』の感想も書いてないけど、両方おすすめです。サトラピの他の本も出ないかな〜。
by rivarisaia | 2008-03-27 16:19 | 書籍 | Trackback | Comments(2)

ノーカントリー

殺人鬼がどうこうというサスペンスというよりは、昔も、そしておそらくこれから先も変わらない、アメリカなるものを描いた映画。人によっては期待はずれになるかもしれませんね。特に後半。でも、いろいろな解釈ができる深い映画です。しかも、さりげない演出で多くを物語るところがすごい。

ノーカントリー_b0087556_20115882.jpgノーカントリー(No Country for Old Men)
監督ジョエル&イーサン・コーエン

体調絶不調で観るはめになったんですが、見入ってしまって調子悪いことは忘れてました。やっぱりコーマック・マッカーシーとは相性が合わないと思ったけど、映画はとてもよかった。

ジョシュ・ブローリンが『アメリカン・ギャングスター』の悪徳NY警官とは別人のようなベトナム帰りのテキサス人。そして『海を飛ぶ夢』の優しげな瞳の中年男性とはこれまた別人のハビエル・バルデム。あの妙なおかっぱ頭が不気味さを倍増していると評判ですが、私は安藤忠雄を思い出しました。忠雄カットはやっぱり変な髪型なんだな。

古き良き時代なんてどっかにいっちゃったよ、今は理解不能なことが起きるおかしな世の中なんだよ、でもよく考えたら「古き良き」は幻想で、昔から世の中は不条理な血と暴力の世界だったし、これから先も変わらないよ、そもそも死が不条理だし、死んだら安らかな世界が待ってるけど、それまでは人生、山道を歩んでいかなきゃなんないんだよ、ただかすかな希望はあるよね、みたいな話だと感じまして、それを黄昏れたトミー・リー・ジョーンズに体現されると、そうですよね......とこちらも黄昏れずにはいられません。

さて、個人的なツボだったのが、前半のテキサコの店のおじさんと殺し屋シガー(ハビエル)のコイントスの場面。人々がフレンドリーなのがテキサスのいいところで、実際、商店やスーパー、コンビニの店員にやたらと話しかけられて、会話がはずんじゃうような土地柄です。今はどうか知らないけど、昔はよく他州から引っ越して来た人が「なぜ、こんなにフレンドリーなのか?」と軽くカルチャーショックを受けていたものです。

そんな典型的なテキサス人よろしく、フラリと入ってきた忠雄カットの殺人鬼にもいつもの調子で話しかけてしまい、突っかかられて困惑しつつも、コインの裏表を当てさせられるおじさんが味わい深い。おじさん、気づいてないだろうけど、それは本当にラッキーコインだよ! 取っておいたほうがいいよ!

「ノーカントリー」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
by rivarisaia | 2008-03-25 20:29 | 映画/洋画 | Trackback(1) | Comments(2)

Happy Easter! from ウサギ

じつは今日は復活祭(イースター)です。
復活祭といえば、たまご、ヒヨコ、そしてウサギ。
ということで、やや不気味なウサギを登場させます。自分でつくったの?と聞かれるんですけど、買ったのよー。こう見えてもイタリア生まれなんだから〜。
Happy Easter! from ウサギ_b0087556_1719815.jpg

   Happy Easter! Buona Pasqua〜♪
by rivarisaia | 2008-03-23 17:24 | モノ | Trackback | Comments(0)

譜めくりの女

フランス映画祭、タイトルに興味が湧いてこの映画を観に行きました。ピアニストの成功の鍵を握る「譜めくり」をめぐるサスペンス。また「譜めくり」とはずいぶんニッチな部分に目をつけたね〜。

譜めくりの女(La Tourneuse de Pages)』ドゥニ・デルクール監督

譜めくりの女_b0087556_19303750.jpg美しい調べにのった静かな映画で、全体的にはサラリとしている復讐譚。派手でもドロドロな内容でもないですが、なんだか怖い.....。オープニングからきれいな旋律をバックに不穏な空気が流れてました。

冒頭、少女時代の「譜めくりの女」が、ピアノの試験を受ける場面がすでに怖い。調子よく弾けてニヤッとするところ、その後あることが起きて空洞のような目つきになるところ、無言で涙を流すところ、「アナタ、何かやらかしますよね?」という気持ちで私は心中穏やかでいられませなんだ。

そう、この「何かやらかすんじゃないのか」という不安は始終つきまとい、そもそも笑わないこの女はいったい何を考えているのか、という理解不能なものに対するうっすらした恐怖感が常に漂う映画。

ピアニストと譜めくりの女が初めて2人でピアノの前に座ったとき、ぞぞぞ.....と寒気がしました。演奏会の場面なんて緊張しちゃったよ。自分が弾くわけでもないのにさー!しかも映画の中の演奏会なのにさー!

デルクール監督はヴィオラ奏者であり、国立音楽院の教授だそうで、なるほどだから譜めくりがテーマなのね。また彼は京都に半年間滞在していたそうで、ティーチインでは「日本の能から "間" を学んだ」とおっしゃっていて、復讐の物語というアイデアも日本の古典文学から得たと語っていました。なんとなくわかる気がする。

日本での公開が決まっていて、今年のGW公開です。

「譜めくりの女」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
by rivarisaia | 2008-03-21 17:17 | 映画/洋画 | Trackback(1) | Comments(0)
チベットといえば、こんなイベントにも行ったよね...。これを主催していたのが、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(公式サイト)なのだった。

そして、数年前に仕事で行ったあるイベント会場の片隅で、こんなものを買ったことも思い出した。
チベットのミサンガ:平和のお願い_b0087556_16324390.jpg

ラマ僧の方々が会場の片隅でせっせとこしらえていたミサンガ。腕にはめてくれて祝福してくれた......ような気がする(なんだかカトリックの神父様が祝福を与えてくれるのに似ていた)。何はともあれ、どうなることやらと見守ってきたチベット情勢、ここへきてまるでダライ・ラマをテロリスト呼ばわりするかのような声明には納得いかない。

チベットのミサンガ:平和のお願い_b0087556_16403894.jpg左は、チベット亡命政府の国旗「雪山獅子旗」。弾圧ではなくて対話を〜といくら私が片隅で言っても、政治の人は誰も聞いちゃいないでしょうが、武力行使はやめてほしいし、中国政府も政策見直しを真剣に考えないと、また繰り返すことになっちゃうよ。
by rivarisaia | 2008-03-18 17:15 | モノ | Trackback | Comments(4)
クリスマスあるいはレンテンローズ_b0087556_2203582.jpgすっかり春めいてきて、そろそろコートをクリーニングに出すかという陽気になり、寒い時期は屋内にこもりがちな人間としてはうれしい限りです。全然咲かないねーと言ってたクリスマスローズも狂い咲き。

12月頃から咲き出すからクリスマスローズなのでは? 2月に咲き出して、今頃満開中とはどういう出遅れ具合なのか? と疑問に思っておりましたが、春に咲く「レンテンローズ」もクリスマスローズとして売られているらしく、うちのはどっちなんだかよくわかりませんが、どっちでもいいや。

四旬節(レント)の頃に咲くからレンテンローズ。もうじきイースターか〜などと書きながら、オマケは神田明神の梅の写真です。
クリスマスあるいはレンテンローズ_b0087556_2224755.jpg
神田明神といえば、鳥居の左にある天野屋の甘酒は驚きのうまさです。夏に冷たいのを飲むもよし。甘酒があまり好きではない私も天野屋のは美味しいと思うから、まか不思議。
by rivarisaia | 2008-03-16 22:32 | 動植物 | Trackback | Comments(0)

4ヶ月、3週と2日

ぐったりと疲労感が残りますが、すごい映画。世界中の女性が抱える問題として見ることもできるけど、チャウシェスク政権下のルーマニアという背景も重要だと思う。そのあたりの説明は劇中では一切ないし、政治色もまったくない。ただ、当時のルーマニアの社会状況を頭に入れてないと「なぜ主人公がそこまでするのか」が理解できない可能性あり。

4ヶ月、3週と2日(4 luni, 3 saptamani si 2 zile)』クリスティアン・ムンジウ監督

4ヶ月、3週と2日_b0087556_1854355.jpgルームメイトのガビツァのために、ひたすら奔走する主人公オティリアの1日。前半、奔走の理由は説明されず、観ている側もひたすら主人公と一緒に走り回る気分に。

語らずして多くを伝える映画であり、煙草やIDカード、バスの切符、無愛想なホテルのフロントや闇医者との一連の出来事、夜の町、野犬、そういった何気ない場面から当時の社会の張りつめたような空気感は伝わってきます。でも、それはあくまで背景であって、物語をじかに包んでいるのは圧倒的なリアリティ。間やしぐさが絶妙。

それにしても「うわー、これはキツイ」と何度も思った私。視覚的にキツイ描写は少ないほうだけど、精神的にキツイ。

まず、ルームメイトのガビツァが、とんでもなく天然のおんぶに抱っこの「勝手ちゃん」なのだった。ああ、こういう女いるよね......と思える「身近にいる勝手ちゃん」。こんな女に振り回され、「うわー、これはさらにキツイ」という決断も下すはめになる主人公。ガビツァ、根はいい人なんだけどね(一応オティリアを必死でかばおうとしてたし)。

中盤のパーティーの場面もいたたまれない。主人公のセリフはほとんどないのに、苛立ちが手にとるようにわかります。彼氏との噛み合ない会話も、その後のアレもコレもキツイのよ。そして迎えるラストで脱力。

政令770号で避妊も堕胎も禁止され、秘密警察が幅をきかせ、密告が日常茶飯事の監視社会だった独裁政権のルーマニア。いいとか悪いとかいう問題ではなく、主人公たちは命がけの綱渡りをやっているのであり、にっちもさっちもいかない状況でとにかく必死です!という緊迫したテンションを最後まで物語は維持していく。オティリアあるいはガビツァに共感できるかどうかなんて、もはや問題ではなく、あの状況ではああするよりほかに彼女たちには選択肢がなかったのだ、という絶望感。非常に怖い映画でした。

「4ヶ月、3週と2日」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

余談:ルーマニア語とイタリア語の単語がものすごく似ていることを発見。ラテン語にかなり近い言語なのね。
by rivarisaia | 2008-03-14 19:22 | 映画/洋画 | Trackback(1) | Comments(6)

サラ・ジー展

先日、銀座に行った際にちょいと立寄った展覧会。

●「サラ・ジー(Sarah Sze)展(Sarah Sze)」メゾンエルメス(銀座)

レンゾ・ピアノ設計のガラスブロックビル。私、初めて中に入りました。ふだん、まったく用事がない店舗なものですから、裏から入ろうとして守衛さんらしき人に「入り口は表ですよ」と言われる始末。ガラスのエレベーターとか、光の入り具合とか、レンゾ・ピアノらしい建物だなあ。とくに彼の建築が好きというわけじゃないんだけど(あ、でもガラスのケーブルカーつきの斜面に建つオフィスは好き)、サラ・ジーの作品とエルメスの建物が妙にマッチしていていい感じだった。

さて、サラ・ジーですが、パッと見た瞬間は「ふうん」としか思わなかったのに、見れば見るほど味のあるインスタレーション。私はけっこう好きかも。

ペットボトルやヒモ、豆、造花、ノートやレシート、小石、画鋲といった身の周りの品々が秩序なく積み上げられ、散らばっているかのようであり、しかし、よく見ると一部、グリッドに沿ってキッチリと整列しているオブジェがあったりする(笑)。混沌としているけど、そこにはまさしく、気持ちよいくらいに「サラ・ジーの世界」が構築されていた。何を言ってるんだか、作品を見ないとサッパリわからないと思うので、彼女のサイト で過去の展示作品をご欄ください。左上の「SELECTED EXHIBITIONS」をクリックすると見られます。

わざわざ気合いをいれて見に行くというよりは、銀座に行ったついでにフラリと立ち寄るくらい力を抜いて観るのがぴったりな展示。機会があったらぜひどうぞ。

サラ・ジー 展
会場: メゾンエルメス
スケジュール: 2008年02月08日 ~ 2008年05月11日
住所: 〒104-0061 東京都中央区銀座 5-4-1
電話: 03-3569-3611
by rivarisaia | 2008-03-12 22:41 | 芸術 | Trackback(1) | Comments(0)
時祷書ビジュアル本シリーズ第3弾はイタリア編。イタリアときたら、本当は「ロレンツォ・ディ・メディチの時祷書」が欲しいところですが(数ページしか見たことないけど、キレイな本なの!)、ファクシミリ版つまり複製版しか出てなくて、いちおう海外の古書店でお値段を見てみたら......安くて100万円前後だって。あはは! 買えるわけないね!

そこでメディチは忘れて、送料込みで4000円くらいのこちらのビジュアル本を。ちょっと高いと思ったが、100万円という数字を見た後だったので、えらく安い気分になってしまっていた。

時祷書の本3:The Visconti Hours_b0087556_21552728.jpg

The Visconti Hours』(ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの時祷書)
George Braziller, Inc.刊 (この出版社は、すっかりおなじみ!)

値段が高めだったのは第1弾第2弾の本にくらべて版型が大きいからかも。そして中味も今までとはまったく雰囲気が違います。同じイタリアでも「メディチの時祷書」とも全然ちがーう! 何と言ったらいいんでしょうね。これまでの女性的とか可憐とかシンプルで美しいデザインなどとは正反対のオーラが漂っているとでもいうんでしょうか。これがミラノのヴィスコンティ家のパワーなのか。

片側が解説ページ、反対側に図版ページ、という見開きでは、まだいいんですが...
時祷書の本3:The Visconti Hours_b0087556_21564519.jpg


見開き画像ページになると、囲みの模様は綺麗なんだけど全体的に濃ゆい感じ....。
時祷書の本3:The Visconti Hours_b0087556_2157287.jpg


何だか濃いのよー。色使いのせいか? 模様のバランスなのか?
時祷書の本3:The Visconti Hours_b0087556_21571219.jpg

激しい、激しすぎる。これで心落ち着けて祈りを捧げることが可能なのか?というくらい濃い! 印刷の発色が良すぎるのかも、実物はこんなに濃くないのかも、と思ってはみたものの、模様や人物の配置に異様な迫力があるのは確か。絵師の情熱が炸裂しています。そんなパッションあふれる制作者のお名前は、ジョヴァニーノ・デ・グラッシ、ルキーノ・ベルベッロ・ダ・パヴィア他、だそうです。力作だとは思うけど、ごめん、個人的にはあんまり好きじゃないです....。

時祷書の本3:The Visconti Hours_b0087556_22293088.jpgジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティは、正式にミラノ公の称号を得た人。というか、神聖ローマ皇帝に金貨を払って地位を購入した。ヴィスコンティ家自体は、何代も前からミラノを支配していた家柄でした。

●メモ
写本の制作年代:1390年 完成は1428年以降 
写本の言語:ラテン語 
原書サイズ:247×175mm、250×179mm(原書は2分冊らしい)

現在はフィレンツェの国立図書館が所有。
by rivarisaia | 2008-03-10 14:21 | 書籍 | Trackback | Comments(8)
先日に引き続き、時祷書のビジュアル本第2弾です。そう、これらは複製版(ファクシミリ)ではなくて、要はふつうの「絵画の本」みたいなものです。1冊の写本に着目して、なるべく多くのページを解説付きで紹介してくれるので、ファクシミリは高額すぎてとても手がでないけど写本が好き〜!という人に最適。もうあらゆる写本でこの手の本を出してほしいものです。

時祷書の本2:The Master of Mary of Burgundy_b0087556_1850509.jpgThe Master of Mary of Burgundy:
A Book of Hours for Engelbert of Nassau

(マリー・ド・ブルゴーニュの時祷書の絵師による
「ナッサウ領主エンゲルベルトの時祷書」
George Braziller, Inc.刊

ややこしいタイトルですが、マリー・ド・ブルゴーニュの時祷書の絵師が制作した「ナッサウ領主エンゲルベルトの時祷書」。私はマリー・ド・ブルゴーニュの時祷書だと勘違いしました。「Master」を「絵師」と訳してしまいましたが、たぶん絵師だよねえ。それとも職人?

本書はてのひらサイズの大きさで、げ、ミニ本!?と思いきや、解説には実物の大きさに近くしたとありました。この本も図版ページ+解説ページという構成なんですが、見開きで図版を紹介しているページがけっこうあります。

図版ページの見開きはこんな感じ。
時祷書の本2:The Master of Mary of Burgundy_b0087556_19254494.jpg

余白を残したシンプルなデザインもきれいだし、かなり描き込まれているページも装飾のバランスがいいと思う。モチーフには鳥や花が多いところが、ブルゴーニュ公国!そしてフランドル!という感じがする。ちなみに孔雀の羽根はエンゲルベルトの紋章に言及しているそうです。

今のところ、時祷書ならこの絵師の作品がいちばん好きかも。こうなると「マリー・ド・ブルゴーニュの時祷書」も気になりますが、2種類あるのよね(ベルリンとウィーンがそれぞれ所有)。いっそのこと、2冊ともシリーズにして出してほしいわ!。

ナッサウ領主エンゲルベルト(1451-1504)は、フィリップ美公(狂女フアナの夫)と関係が深かった人で、その縁でこの写本がエンゲルベルトに与えられたのではないか、とのことです。フィリップ美公は、マリー・ド・ブルゴーニュとマクシミリアン1世(後の神聖ローマ皇帝)の息子です。

●メモ
写本の制作年代:1480-90
写本の言語:ラテン語 原書サイズ:140×80mm
現在はオックスフォードのボドリアン図書館が所有
by rivarisaia | 2008-03-06 22:37 | 書籍 | Trackback | Comments(2)