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「グリーンランド」 中谷芙二子+宇吉郎展

銀座のエルメスの8階にあるギャラリーで行われている「グリーンランド」はとてもよかった。

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「グリーンランド」 中谷芙二子+宇吉郎展

2017年12月22日(金)~2018年3月4日(日)
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム(東京都中央区銀座5‐4‐1 8階)
開館時間:月~土 11:00~20:00(最終入場は19:30まで)/ 日 11:00~19:00(最終入場は18:30まで)
休館日: 不定休(年末年始はエルメス銀座店の営業時間に準ずる)
入場料: 無料

とにかく「わっ!」と驚いたのが、中谷芙二子さんの霧のインスタレーションで、ちょうど会場に着いたら五里霧中状態だった。屋内での霧は圧倒的かつ幻想的で、霧が満ち満ちた空間は、数歩先がまるで見えなくなって、すぐそこにいるはずの人たちもぼんやりとした黒い影と化し、ちょっと怖いくらい。

そして霧がすうっとひいてあっさり消えていくとき、夢から覚めるような心持ちがしました。。湿度が高いので、寒くないのに息が白くなるのも妙な感じ。

こればかりは体験しないとよくわからないと思うので、機会があればぜひ行って見てきてほしいのですが、会場写真で雰囲気を知るなら以下の公式サイトでもみられます。

霧は確か、毎時15分と45分の2回だったと思う。もし行って霧がなかったら、霧が出るまで絶対待ってね。洋服が濡れないようにポンチョを貸してくれますが、私は別に着なかった(けど大丈夫だった)。

芙二子さんのお父様が、人工的に雪の結晶を作り出した科学者の中谷宇吉郎氏だったというのは初めて知りましたが、雪と霧の親子ってなんだか面白いですね。宇吉郎氏のフィールドノートの展示もあって、帳面派の展覧会でもありました。

私が訪れたのは昼間だったのですが、夜の霧はまた全然違う表情を見せるそうなので、会期中にチャンスがあれば日が暮れてからまた観に行きたい。



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by rivarisaia | 2018-01-31 01:37 | 展覧会ほか | Trackback | Comments(0)

Alice:血まみれでバイオレンスな戦うアリスの話

だいぶ前に読んだ本だけど、悪夢的なイメージが強い印象として残っていてたまに思い出すので、感想書いとこう。


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Alice』Christina Henry著、Ace

『不思議の国のアリス』をモチーフにしているのですが、最初に断っておくと、かなり血まみれバイオレンスで、レイプや殺人や虐待の描写も多く、そんなわけで万人にはおすすめしません。しかし、虐げられた人々のために戦うアリスの話です。

子どもの頃「ウサギ」のティーパーティーに行ったあと血まみれで記憶を失って戻ってきたアリスは、精神に異常をきたしたとして、長いこと精神病院に閉じ込められていた。唯一の友人は、隣の部屋にいて壁越しに話しかけてくる謎の男性「Hatcher」。ある日、病院で火事が起き、そのどさくさにまぎれて、アリスとハッチャーは脱出する。

ふたりが逃げ込んだオールド・シティは、「セイウチ」「カーペンター」「イモムシ」「チェシャー」と呼ばれるボスが牛耳る暗黒街だった……

という調子で、ともにみずからの記憶がおぼろげなアリスとハッチャーは、自分たちの過去を探りつつ、極悪非道のギャングのボスたちと戦い、さらには「ジャバウォック」や「ウサギ」と対決するという展開です(なんだそりゃ)。

マッドハッターならぬ、マッド・ハッチャーは、斧で何人も虐殺した殺人鬼といわれているけど、彼の過去に本当は何があったのか、そして「ウサギ」のティーパーティーでアリスに何が起きたのか。

さまよい込んだオールド・シティは、ワンダーランドどころか、邪悪ランドというありさまで、ダークファンタジーというよりホラーファンタジー色が強い。このあたりが好き嫌いが分かれるところじゃないかと思います。私も好きかといわれると微妙なんですけど、ターセム・シンが映像にしたらすごそうだなと思える部分がちょっとある(『ザ・セル』を連想しています)。

なので、読んでいる最中は、ターセム・シンで脳内に映像化していました。衣装はもちろん、故・石岡瑛子さんで。

本書は「The Chronicles of Alice」シリーズの第1巻なのですが、2巻にあたる『Red Queen』は悪夢的な描写が減ったかわりにロマンスが増えた。このロマンスの展開はかなり安易だと思うし、同じように不満に思う読者も多かったようす。同じシリーズとは思えないくらい、がらりとテイストが変わってしまい、まったく面白くなかったのが残念です。

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2巻の表紙デザインは好きなんですけどね。さらに続きそうな感じで終わるんですけど、3巻が出てもたぶん読まないかなー。



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by rivarisaia | 2018-01-24 23:58 | | Trackback | Comments(2)

バーフバリ 王の凱旋

もうみんな、王を称えた!? 昨年末、王を称えて一年を締めくくり、新年は王を称えて迎えた人たちもたくさんいらしたと思いますが、私もようやく先週2回ほど王を称え、燃えたぎる神聖な炎で魂を浄化しました!! おかげで心身ともにエネルギーに満ちてきた。 バーフバリ! バーフバリ!


神話の映像化とはこういうものなのか……!と心がうち震えたよね。


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バーフバリ 王の凱旋(Baahubali 2: The Conclusion)』監督:S・S・ラージャマウリ


古代インドのマヒシュマティ王国で名を轟かせた伝説の王バーフバリの物語。


国民から愛され絶大なる支持を得ていたのにもかかわらず、暴君バラーラデーヴァにその地位を奪われたアマレンドラ・バーフバリ。彼の生い立ち前半と、その息子マヘンドラ・バーフバリの生い立ちを中心にした話が、日本で昨年公開された『バーフバリ 伝説誕生』でした。


続きものなので、前作を観てないと話がわからないと思うのは当然なのですが、今回、上映前に5分でわかる前作ダイジェストがあるので(流れない映画館もあると聞いたので、下にはっとく)、それさえ観ておけばまったく問題なく話についていけるから大丈夫。いずれにしても観終わってから『伝説誕生』も観よう!ってなるだろうし、そうすると『王の凱旋』もまた観たくなるというループになるとおもう。


私は前作を観て数時間後に『王の凱旋』を観たんですけど、前作はまさかの壮大な前フリだった……というか『王の凱旋』があまりにすごすぎて度肝を抜かれ続け、前作の記憶が消し飛んだ。だって、開始早々クライマックスで、そのあとも休みなくずーっとクライマックスに次ぐクライマックスで、映画が終わってハッと我に返ったら2時間半近く経ってた。びっくりするくらい時間の長さが気にならなかったんですけど、これが恐るべし偉大なる神話の力か……。


王者バーフバリ(父&息子)はもちろん、王家に仕える奴隷剣士カッタッパはじめキャラクター全員がすばらしく、中でも国母シヴァガミの眼力とバーフバリ父のお妃デーヴァセーナの最強の戦士っぷりがさいこう。


デーヴァセーナは相手が国母だろうが、王だろうが、権力に怖気づくことなく言いたいことはハッキリ言う。積年の屈辱にも耐えに耐え、生首を放り投げで不敵な笑みを浮かべ、炎を頭上に頂き満願成就する、デーヴァセーナ妃! 万歳!!!


ポスターにもなっている、バーフバリとデーヴァセーナが共に弓を射るシーン、大好き。思い出すだけで、幸せだ。


映画のこと何も書いてないに等しいけど、とりあえず今回はこの辺で。王を称えたという報告でした。


前作のあらすじダイジェストをはっておきますね。まだ称えてない人はさっそく王を称えに行ってー。





そして今回の予告はこちらです。映画を観たらわかるけど、本編すごすぎてこんなものではなかった……









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by rivarisaia | 2018-01-15 12:07 | 映画/アジア | Trackback | Comments(4)

あけましておめでとうで、国際子ども図書館

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新年すっかりあけましておめでとうございます

今年はもうちょっと頻繁に更新できるよう努力します!

冬休みはだらだらと過ごして、やるつもりでいたことがほとんどできないまま終了しましたが、のんびりいこうと思います。先週末は上野にある国際子ども図書館に行きました。

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正式名称は「国立国会図書館国際子ども図書館」。公式サイトのニュースをよくチェックしています。明治に建設された帝国図書館を改修していて(設計は安藤忠雄と日建です)、建物を見るだけでも楽しい。今年は3月からオランダの子どもの本の展示会があるので、それもおもしろそうです。

帝国図書館時代の「特別閲覧室」が児童書ギャラリーになっていて、絵本史のコーナーでお伽草紙や子供之友など古い本の復刻版を手にとって読めるので、そこもおすすめ。

では、今年もどうぞよろしくお願いします。

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by rivarisaia | 2018-01-09 21:53 | 旅行・お出かけ・さんぽ | Trackback | Comments(2)

見たもの読んだものについての電子雑記帳


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