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多羅尾伴内シリーズ:ビバ!ちえぞう

本日はショウブラ鑑賞の予定なのですが、昨日の記事のせいで、片岡千恵蔵に対する妄想が膨らんでしまいました。一時期、千恵蔵にクラクラしていた時代がありまして、サムライも捨てがたいけど、やっぱり千恵蔵は多羅尾伴内だよね!

さて、GHQのせいでチャンバラが製作できなかった時代、千恵蔵のためにつくられたミステリ風味の現代活劇が多羅尾伴内シリーズです。1作目『七つの顔』(1946)から『七つの顔の男だぜ』(1960)まで、全11作。
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かつて怪盗として日本を震撼させた藤村大造=多羅尾伴内は、心を入れ替えて正義のために活躍している。「ある時は片目の運転手、ある時は香港の大富豪、そしてまたある時は....(延々続く)....その正体は、正義と真実の使徒、藤村大造だッ!」が決めゼリフ。しかし当時大人気だったこの映画は批評家から散々言われたようで、

千恵蔵が七変化をするのが映画のポイントだが、どんなに化けても観客には千恵蔵本人であることが一目瞭然であり化ける意味が薄く、また事件の推理・捜査と大して関連してもいない。(by Wikipedia)

だそうです。まあ、その通りなんですけどね!どう変装しても千恵蔵の顔の大きさは隠しようがないですから、悪党は騙されても私たちにはバレバレです。でもそこがいいの。

その他の突っ込みどころとしては、千恵蔵には絶対に銃弾が当たらない(正面から撃たれても、ひょいひょいと顔を左右に動かすだけで千恵蔵は無傷)、酒を注文する時には「琥珀の水をくれないか」とイカした頼み方をする、などが挙げられます。

しかし、この映画の醍醐味は、ラストシーンであるといっても過言ではありません。

銃撃戦を経てめでたく事件を解決すると、外車に乗ってカッコよく走り去っていく千恵蔵。フと見ると、なぜか電柱などに1枚の紙きれが貼ってあり、そこには「夜霧の中に消える男がどーのこーの、光がどーしたこーした」などという意味不明の千恵蔵ポエムがしたためられている。

深い意味がありそうな、何の意味もなさそうな....。というか、これはいつ書いてるんでしょうね?

ポエムをメモしておいたノートがどっかにあったハズなんですが、家中を探しても見つかりませんでした。誰かメモしてる人がいたら教えてほしいです。
# by rivarisaia | 2006-06-06 20:36 | 映画/日本 | Trackback | Comments(0)

鴛鴦歌合戦

先日、茶道をたしなむ人と骨董茶碗の話になりました。
骨董は集めだしたらキリがない、などという話をしていたのですが、その間ずーっと、
私の頭の中では「さ〜て、さて、さて、この茶碗〜♪」という歌がエンドレスで鳴り響いていました。もう誰か止めて〜!

鴛鴦(おしどり)歌合戦』を観た人なら分かってもらえるはず。

『鴛鴦歌合戦』は、今年の1月にユーロスペースで上映したので、観た人も多いかもしれません。未見の人は浮かれ気分で観るべきですよ!

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千恵蔵が病気になってしまったため、わずか7日間でつくられた伝説のオペレッタ時代劇。監督はマキノ正博、サイレント映画からトーキーへと移行していた1939年の映画ですね。うわー太平洋戦争の2年前だよ。そんなことは微塵も感じさせないほど底抜けに陽気です。

あらすじは、江戸時代を舞台に貧乏浪人・礼三郎(片岡千恵蔵)と3人娘の恋の鞘当てのお話。そこに骨董好きの志村狂斎(志村喬)の娘・お春(市川春代)にひとめ惚れしたお殿様(ディック・ミネ)の話が絡んできます。

千恵蔵は病み上がりのため、いささか地味な扱いですから、ファンは物足りないかもしれません。でも、その代わり他の皆さんが頑張ってスイングしています。何たって志村喬がほがらかに歌うからね!「ぼくは〜わかぁ〜い殿様〜♪」と歌いながら登場するディック・ミネも魅力的ですが、何といっても市川春代が可愛い。愛嬌があるというのはこういう人を指すのだと思いました。

私が初めて観たのは、かれこれ15年くらい前ですが、15年経っても歌が頭から離れない。ズラーッと並んだ日傘が目に浮かぶ。それくらい強烈です。ツィイーたんの『オペレッタ狸御殿』は未見ですが、元祖サムライ・オペレッタを楽しむならこちらをどうぞ。
# by rivarisaia | 2006-06-05 23:52 | 映画/日本 | Trackback | Comments(0)

バルカン超特急

「シベ超」じゃないので注意してください。こちらはヒッチコックの『バルカン超特急(原題:The Lady Vanishes)』。1938年の映画で、ヒッチコックのイギリス時代の最高傑作(by Wikipedia)です。久々の洋画だ!

主人公アイリスが親しくなったミス・フロイという老婦人が、イギリスへ向かう列車の中で突然消えてしまう。車内の人間はそんな女性は最初からいなかったと言うのだが....

むむ、何かに似てますね。ジョディ・フォスターの『フライトプラン』と設定はほぼ同じ。でも『フライトプラン』を見ていないので、展開がどのくらい似ているのかはナゾ。同じような映画を続けて見ると比較しちゃってつまらなくなるので、『フライトプラン』はほとぼりが冷めたら見ようと思います。

1938年でこの出来はさすがヒッチコック。ストーリーは盛りだくさんです。ヒロインとヒーローも魅力的なのですが、脇役の皆さんがなかなか個性的な点に注目したい。未見の人のために、多くは語らないことにしますが、これだけは書いておきたい名セリフは「お茶の時間だ。イギリス人は必ず食堂車にいる」。飲んでた茶を吹き出しましたよ。
# by rivarisaia | 2006-06-04 23:58 | 映画/洋画 | Trackback | Comments(2)

宋種單叢

今日は、公園の芝生の上で大人数で飲み、食い、しゃべる、という1日でした(途中で路上漫才の飛び入りショー付き)。帰宅後うたたねしてしまい、首を寝ちがえましたよ...。あいたたた。

そんな本日のお茶は、老地方茶坊で購入した「宋種單叢」です。中国の青茶、鳳凰單叢の一種で、台湾の東方美人に近い味らしいのですが、東方美人の味がとっさに思い出せない私。まあそんなこともあるので、お茶記録をつけることにしたわけです。

これはちょっとびっくり。香りもいいのですが、後味がほのかに甘く、いつまでもその甘みが口の中に残ります。確かに蜜が入っているみたいに感じる。茶葉が丸まっていないタイプなので、多めに入れたほうがいいみたいです。出す時間は20秒から30秒。

テレビではチャングムがピーンチ! 衛星放送で見終わっているのに、なぜか見てしまうチャングム。倭冦の皆さんのチョンマゲが変です。鍼を打つ自信がないチャングムに妙なチョンマゲ男が迫る。「誰にでも最初はある! 鍼を打てッ!」。倭冦の襲撃よりも、鍼を打つか否かの方が緊迫ってどうなの。ダメ押しは、ジョンホ様からの手紙「見事に鍼が打てたと聞きました」。「チャングム、鍼を打つ」は一大センセーションですよ! 話が大きくズレたところで、本日はこれまで。
# by rivarisaia | 2006-06-03 23:54 | 中国茶&お茶 | Trackback | Comments(0)

怪奇鳥獣図巻: 古代中国と江戸期日本のコラボレーション

あれは今から5年前、書店でたまたま見つけた本が『怪奇鳥獣図巻』(伊藤 清司監修、工作舎)。税込価格3,360円でございます。普段なら3000円以上する本の場合、購入前に悩んだりするのですが、これはめずらしく価格も見ずに買いました。「大和絵になった『山海経』の世界」とか「全76種、極彩色の中国妖怪カタログ」などという文句にクラッとしたせいかもしれません。購入後、会社の同僚と「どの妖怪がいちばんグッときたか」などという話題でしばらく盛り上がりました。だって変な妖怪連中がいっぱい出てるんですよ!漢字の名前や短い説明もなかなかおもしろい。

江戸の無名の絵師が描いた古代中国の妖怪を1ページに1匹、カラーで紹介していて、ページのレイアウト・デザインがきれいで見やすいです。さらに、「『山海経存』全188図400余種の妖怪図(モノクロ)」のおまけページ付き!なんだかよく分からないけど、お得な感じがするじゃありませんか。

ボーッとしたい、小説は読みたくないが何かをパラパラ見たい気分...といった時に今でも重宝している本でもあります。怖くはないので寝る前に見ても、うなされることはなさそうです。

詳細は、工作舎のウェブサイトでも見ることができます。
# by rivarisaia | 2006-06-02 23:10 | | Trackback | Comments(0)

嵐を呼ぶドラゴン:

本日のショウブラ映画は『嵐を呼ぶドラゴン(方世玉與洪煕官、Heroes Two)』。監督は五毒拳のチャン・チェ(張徹)です。

〜あらすじ〜
洪熙官は清朝の焼き討ちにあった少林寺から脱出。しかし、方世玉に悪者と勘違いされた洪熙官は清に捕われて地下牢に幽閉されてしまう。そして...

洪煕官はワイルドなチェン・クアンタイ(陳観泰)、白い衣に白い扇がトレードマークの方世玉は、二枚目アレクサンダー・フー・シェン(傅聲)が演じています。

チェン・クアンタイ、かっこいい〜。方世玉のせいで地下牢につながれているのですが、「フフ、俺はそんな小さなことはもう気にしないさ」と言わんばかりの余裕っぷり。そんな洪煕官アニキに「弟弟子」と呼ばれちゃった方世玉は、嬉しさのあまり油断して一撃を食らってました。まあ、この場合は仕方がないよねー。

「兄弟子は自分のせいで捕まった...絶対に助けなければ!」と心に誓う方世玉。敵にやられたせいで一度は退散。しかし、8日後には洪煕官アニキは処刑されてしまう!さあどーする!と思っていたら...、穴を掘ってましたよ!飲まず食わずで、アジトから地下牢まで。いや、別にいいんですけどね。

最後の戦いシーンはかなり長いので、見応え十分です。敵のラマ僧(清の将軍はラマ僧から武術の手ほどきを受けていたのだった)なんですが、みなさん痩せていらっしゃるのに筋肉がすごくてちょっとコワイ(藤木源之助ほどじゃないですが)。また、暗器を受けた師匠が「鶴型だ!」と方世玉に言うシーンで、鶴型という名前の暗器かと一瞬思ってしまった私。いや、拳法の型だろ、普通。

フー・シェンは、1983年にポルシェに乗っていて事故にあい亡くなっています。なんだか赤城圭一郎を思い出します。方世玉からトニー赤城にまで思いを馳せることになろうとは、ホント予期せぬ1本でした。
# by rivarisaia | 2006-06-01 22:54 | 映画/アジア | Trackback | Comments(2)

チアーズ!

大した内容じゃないのに、なぜか何度も見てしまう映画は何本もあるのですが、
そのうちの1本が『チアーズ!(原題:Bring It On)』。

キルステン・ダンスト主演の青春チアガール映画で、『トゥルー・コーリング』のエリザ・ドゥシュクがカッコイイ親友役で出ています。

全国大会で優勝を目指すハイスクールのチアリーディング・チーム。しかし大会直前に、自分たちの振り付けが盗作だったことが発覚した。さあどうする?

まあ、あらすじはこんな感じ。でも、ストーリーはどうでもいい。一応恋愛要素も含まれるのですが、それもどーでもいい。ポイントはチアです、チア。しかもガチンコ・チア。チア・ダンスではなく、スポ根チア・リーディング。足は折るし、歯も折れる、ゲロだって吐く。しかも女子がビュンビュン宙を飛びます。ワイヤーも使ってないのに〜。特に、ライバル高校のチーム「クローヴァーズ」がド迫力です。

この映画を初めて見た頃は、ゴリエもチアをやってなかった。NHKで深夜にひっそりと放映していた日本全国チア大会の模様をバッチリ見てしまったのは言うまでもありません。

ちなみに、去年の私的ベスト映画に入る『Be Cool』で、ザ・ロック様が『チアーズ!』のキルステン・ダンストのモノマネをするシーンはかなりツボにハマりました。全然似てないんですけどね。あの映画でのザ・ロック様は、『チアーズ』を何度も繰り返し見ているに違いありません。TVの前でゼッタイに一緒に踊っていると確信しました。
# by rivarisaia | 2006-05-31 02:18 | 映画/洋画 | Trackback(2) | Comments(2)